アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

あなたはだあれ?

随分前に約束していた女子会があった。

たまたま行きつけの飲み屋で居合わせ、
そこにイタリアンのオーナーが居て、
1度、その店に行ってみよう。
3人で行こう。

そんな約束をした。

ずっと先延ばしになっていて、今夜ようやく実現した。

Kりんと私が先に到着。
あとからAちゃんが。

「予約の名前を聞かれて焦りました(;´Д`)」

なにしろ、飲み屋での知り合い。
下の名前や、ニックネームでやり取りしていることが多く
本名や、苗字を知らないこともしばしば。

私は基本的に苗字で呼んでもらってるので問題ないのだが
Kりんのこと、その店では苗字で呼ぶ人、ほぼなし(笑)

今夜の予約はKりんがしてくれた。

「Kりん・・・って言っても通じなくて」

わかるわかる。
私はKりんの苗字をわかっているが、
ほかにもその飲み屋で知り合った友達で、下の名前で呼んでいる人は多い。
苗字を知らない人も。

さて、そんなこんなで楽しく過ごした女子会。
2軒目で他の飲み友とも合流する。

その中で、Aちゃんの苗字の話題になった。

「佐藤さん」

Aちゃんのことを「佐藤さん」と呼んだのはA氏。

思わず言ってしまった。

Aちゃんの苗字、佐藤じゃないんだよ(笑)

「え?なんで?違うん?」

実は、佐藤という苗字はFB上で名乗っている名前で
本名は違うのだ。
私も前は知らなくて佐藤だと思っていたのだが、あるときその事実を聞いて笑った。

A氏はショックを隠せない。

「えー、なんかショックや。佐藤だと思ってたのに・・・」

Aちゃんは特に悪意なく、FBをネット上の名前で登録したまでである。
でも、偽名を本名と思っていた側としては
寂しいような、水臭いなあ、というような気持ちなのだろう。

それにしても、飲み友というのは面白いもので
結構お互い色んな話をし合っているので、近々のその人の事情を知っている。
例えば、どんな人が好みで、どんな人と付き合っていて、どんな悪さしてる(笑)とか。

なのに、基本的な情報、例えば年とか、それこそ名前とか、出身地とか、家族構成とか
そんなことはよく知らない。

それでも付き合いは成り立つし
意外と信頼関係もあったりする。

ネットの掲示板やチャットだけの知り合いになんでも打ち明けてたりする人がいるように
深すぎない関係っていうのは付き合いやすいのかな、と思う。

それを良いと思うか、浅いと思うかは別にして。

それでも友達みたいな感じなのだ。
そういう飲み友がいてくれて、ありがたいって話。

ジローズ

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