アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

忘れた頃に。

過去を振り返ったり、懐かしがるのは苦手なタイプの私だが、
年に1回くらい写真を見返すことがある。
・・・と言っても、必要な写真を探すために。だけど。

えーっと、
今年の5月に行ったおフランスの写真・・・写真・・・あれ?無い(;・∀・)

ま、まさかの。
バックアップし忘れ?

すごいぞ。その期間中の前後はちゃんとPCに保存してある。
なのに、おフランスの時のだけ、無い。

そして、この前iPhone6に変えちゃったので、データ消えた。
写真はIcloudに同期させて無かったといううっかりな私がいる。

でも・・・ま、いっか。
何枚かはブログに残ってるしィ~
基本、負け惜しみ的にあきらめ早い(笑)

で、なぜに以前の写真が必要になったかというと・・・

あるディレクターさんからメールが届いたのだ。

「以前出演してもらったCMが
JFN【ジャパンエフエムネットワーク】のCMコンテストで、CM大賞!一等賞です!
民放連のCM賞でも、21秒以上の部 最優秀賞! 一等賞です!
つきましては、表彰式でスタッフとキャストの写真が必要なので、送ってください。」

丁寧なお礼の文章とともに送られてきたのだ。

へ~、そんな賞があるのね。

これまでもたまに賞をもらった作品に出ていたことあるけれど
大賞だ、最優秀賞だって言ったら、やっぱすごいね。
しかもダブル受賞だし。

権利の関係上、その作品を聞いてもらえないのが残念。

内容はというと、ラジコプレミアムという全国どこのラジオでも聞けるサービスのことで
月額使用料がかかる。
そのサービス開始にあたり、
あるとき大阪の某FM局が標準語禁止令を発令、細身のパンツに尖った靴着用を義務付けた。
で、スタッフそして、ナレーターまでもがそれを強要され・・・

っていうストーリー。

120秒という長いCMの中、私はナレーション担当ではなく
なんと「ナレーター下間都代子」役。要するに実名で出演したのだった(笑)

セリフは3つ。
変な靴をはかされ、大阪弁で文句言ったら怒られる、って役である。

このディレクターさんの作るCMはいつも面白くて
楽しんでやらせてもらっている。

私に真面目な感じで面白いことを言わせることもあるし
押さえ(企業名を言ったり、大事なキーワードとか、説明を言う)のナレーションを頼まれたりする。

そういえば、このCMの依頼が来たときも面白いメールだった。

「下間さんにぜひやって欲しい役があります。というか、下間さんにしか出来ない役なのです」

台本見て笑った。
そりゃそうだ。私の役だもん。

他の出演者のやりとりもそれはそれは面白い。

この作品、実はフランスから帰ってきて、息つく暇なく、すぐ着替えて行ったという
とってもハードな中の仕事だった。
でもこんなふうに結果を残せて、少しでも役に立てたなら本当に良かった。

大阪のFM局の制作したCMが全国の中でトップになる。
その栄誉に輝いたMディレクターに、おめでとう、そしてありがとう。と言いたい。

CMの効果があってラジコプレミアム加入者が増えたかどうかは知らない(笑)

雲のかなたに青空が覗いている。
明日は光に包まれる。

台風のあと

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