アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

熊本の旅?2日目?

わーい!雨が上がった!
雨上がりで緑が濃さを増す中
部屋の専用露天風呂へ。

川沿いの露天風呂は温泉と、湧き水のお風呂の2種類。

部屋の露天風呂

2人で写真を撮りあって(後ろ姿で肩から上限定で)楽しめるのも離れの良いところ。
アップはできません(笑)

朝ご飯もしっかりいただき、贅沢なお宿を後にした。

さぁーせっかくの黒川温泉!
立ち寄り湯を楽しもう!

私はもう10年くらい前になるが、一度黒川温泉に来ていて
その時に行ったお風呂がとても良かった記憶がある。

大きな露天風呂で、混浴。

混浴とは言っても、入り口は男女分かれており
中で出会ってもさほど問題無い広さ。
木戸があるので、入る時も上がる時も肌を晒さないで済む作りであった。

あそこにもう一度行きたいなぁー。

ということで、ネットで調べてみる。
うーん、ここかな?旅館「奥の湯」

じゃあ、ここへ行ってみよー!

「どう?ここ?」

いやぁーなんか違うかも…

記憶が定かでない。

とりあえず中入ろう。と言ってフロントに行くと

「いま、お客様他にいらっしゃらないのでゆっくりどうぞ」

しめしめ。

さて、風呂場に行ってみると、以前行ったところと大きく違うことがあった。

混浴に繋がる木戸があるにはあるのだが
扉を開けたところに湯船がある。
前は湯船の中を進むと木戸があり、立たずに潜ることができるシステムだった。
だから、男性と鉢合わせしても、中腰で湯の中でを進めば良いから問題ない。

しかしここは必ず湯船から上がって戸を開けなければいけない…(^_^;)

扉を開けて露天風呂を覗く。
へへ。誰もいなーい!

てなわけで、2人で早速写真大会(笑)

奥の湯

このお風呂以外にも、洞窟風呂もあるし…

洞窟風呂

あ、階段降りたとこに川風呂もあったはず。

頭にタオル巻いて、裸ん坊のまま川風呂の様子を見に…
上からひょいと覗き込んだ瞬間!

ギャー((((;゚Д゚)))))))

「ど、どうしたの!」

ギャーーーいやいや、す、すみません!
いやぁーびっくりしたーわははははは
やーだー!

「なに?なに?」

いた!男の人が!いた!

なんと、川風呂に男性が入っていたのだ。
そしてバッチリ目が合ってしまったT_T

と、そこに

「どーも、ここは初めてですかぁー?」

その男性が上のお風呂に移動してきた!

な、なんで?

慌てて湯船に浸かり、タオルで前を隠す。

なんで?と思わず思ってしまったが、
ここは混浴。
受け入れなければ。

初めてです。騒いですみませんでした。
お客さん居ないとフロントで聞いたので。

「下に川風呂があるんですよ。気持ち良いですよ」

はい、知ってます。

友達は隅っこで身を硬くしている。
す、すまん。

しばらく何も話さずじっと浸かって、彼の上がるのを待つ。

…上がらんのかいっ!

ええい、ままよ!
せっかく来たから川風呂行こう。

友達はここにいると言ったので
勇気を出してタオルで隠しつつ川風呂へ。

男性がガン見してる視線を感じる…
当然お尻らへんは見られてしまったが
そのあたりは諦めて階段を降りた。

はぁーそれにしても焦ったなぁ。

川風呂は滝も見られて気持ち良い。

川風呂

川風呂の写真はネットから引用

さぁ、そろそろ戻ろうか。
あの人居なくなったかな?

などと思いながら上に行く。
あ、さっきのところにあの人居ない…

と思ったら、友達のすぐ側に移動していた!!!
マジで!こいつなにしとんねん!

女性用の脱衣室へ続く木戸のすぐ横に場所を変えて
友達との距離は1メートル。

混浴とは言え、それはちょいおかしくないかね?
私が戻ると友達は目で合図した。

上がろうか。

「うん」

もう一刻も早くここから出たい。

木戸を抜けるには男性の真横を通らねばならない。

そして、こいつ、やっぱりガン見。
さすがにイラっとして

あんまりジロジロ見ないでもらえます?

厳しい口調で言うと

「いやぁーなかなかこんな機会無いもので…」

ええーっ!
なんちゅー正直な(ー ー;)

それでもさすがにそこをどいて移動してくれた。

いやはやエライ目に合った。
いや、合わせてしまった。

ほんとごめん!私の記憶が曖昧なばかりにこんなことに…

ひたすら詫びる。

「サギだぁー(笑)」
それでも、このアクシデントに2人で大笑い。

「人はほんとに驚くときはギャーなんだね~」

キャーは言わないね(笑)

「そう、ギャーだよ。勉強になった!」

とんだ日帰り温泉になってしまったが
これもオイシイ想い出。

その後、ぜひ行こうと予定していた花見スポット「一心行の大桜」へ。

一心行の大桜

これが絶妙のタイミングで素晴らしかった。 満開から、風が吹くと雪のように花びらが舞い散る様は歓声が上がるほど。

って話はサクッと終わり…

さて、このあとどうする?
飛行機まではあと5時間くらいある。

カフェでお茶しながらしばし検討。
阿蘇には小洒落たカフェがあちこちあるのだ。

そういえば、さっき通った道に地獄温泉ってあったなぁ…
ネット検索してみる。

わぁー渋い湯治場だぁ。素敵。
でも…やっぱり混浴(笑)

畳1枚分くらいに仕切られた湯船が幾つもあり
そこで各々じっくり湯治に精を出す。
阿蘇らしい白濁の湯である。

一応友達にその写真を見せてみた。

地獄温泉

写真撮影禁止のためネットから引用

まー混浴だから無理だけどね(笑)

そう言うと…

「わーいいね。もうさっきので乗り越えた。せっかくだから行こうよ!」

えー!マジで?
なんだこの成長ぶりは!(笑)はやっ!

さすがの私も多少ためらうのに。
今回は間違いなく数人のお客さんと相風呂になる。

私たちは手ぬぐい2枚を用意して
ビキニスタイルで入ることにした。

腰に1枚巻いて結ぶ。
もう1枚は首から前にかけて、パイオツを隠す。

湯船に入る時は途中まで腰を沈めたところでハラリと手ぬぐいを外す。
上がる時は途中まで腰を浮かしてササッと手ぬぐいを巻く。

事前練習をしたところで、いざ湯治風呂へ!

男性10人ほどと、女性が1人。
1人でも女性がいると心強い。

空いていた一角に2人シミュレーション通りの動きで入湯!

すごい硫黄臭だぁー。効きそう!
あー気持ち良い。

そして、先ほどとの大きな違いは
誰もこちらを見ないこと。
老いも若きもこちらを意識しない。
それってマナーだよね。
やはりさっきの男性はちょっと変だったと思う。

このお風呂に来て良かったねー。

じっくり浸かって温まり終了。

地獄温泉

空港へと向かい、楽しい二日間が終わった。

彼女は成田へ。
私は関空へ。

彼女を送ったあと、熊本での最後のご飯。
熊本ラーメン。

熊本ラーメン

ところで、自宅に戻るとすごいお土産付きだったことに気付いた。

硫黄臭(^_^;)

服にも身体にも染み込んでいる。
寝室がめちゃくちゃ臭くなってしまった。
恐るべし硫黄泉。

チャレンジスピリットあふれる熊本の旅でした。

終わり

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