アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

台風の中に幸いを探す

今回の台風は

今回は

今回こそは

毎回、厳重な警戒を呼びかけてはいるが、意外と大阪では大したことがなかった台風。

今回はかなりヤバそうで、私も仕事がなくなり、昼間は自宅にこもっていた。

午前中はぜんぜん大したことなかったが、昼過ぎになるとあっという間に様子が変わる。

暴風で家が揺れて、吐き気をもよおすほど。

窓ガラスが割れる恐れもあって、なるべく窓から離れてじっと外を見ていた。

ピークになると、もしや家が倒壊するのでは?と真剣に考えたほど。

と、そのとき。

プツッ

電気が消えた。

ここ数十年経験していなかった停電だった。

これまで被災地支援をしている自分。ここで冷静に次の行動をシミュレーションせねば。勉強勉強!

充電器は事前に満タンにしていた。

ヘッドランプは2つ。

冷凍庫の氷をビニールに移し替え、保冷剤をいくつか冷蔵庫に入れる。

ラジオをつけようとしたら、電池が切れていた。大失敗!

しかし、スマホのおかげで、情報は仕入れられる。

台風が足早に去って、気持ちも落ち着くと

今夜の約束をどうしよう?と思う。

いや、キャンセルの頭はまったくない。単に、交通手段をどうしようか?ということである。

1ヶ月以上前から言っていて、ようやくスケジュールがあった約束。行かねば。

停電でお湯が出ないので冷水シャワーを浴びるが、流石に寒い(笑)

まだ保温されていたポットのお湯に水を足して身体にかけた。髪を洗うのはあきらめた。

薄暗い部屋でメイクして、とりあえず家を出た。

電車は止まっているのでタクシーしかない。

流しのタクシー、、、いないだろうなぁ。と思っていたら「回送」タクシーが通りがかった!

ダメですか?

「どこまでです?遠くはあかんねん。ガスがなくて」

梅田か、出来れば京橋!

「それなら大丈夫」

うわー、奇跡(笑)

タクシーに乗って京橋へ向かう。街は閑散としているけれど、いたるところの被害が見て取れる。

被災地の視察のようだ。

道路もすいていたのであっという間に到着した。

京松蘭本店(笑)

無事着いたわ!(笑)

「こんな中すんません!シャンパンサービスします!」

マスターが気を遣ってくれた。ラッキーだ。

無事メンバー揃って乾杯。奇跡だ。

帰り際、京松蘭のマスターが

「ボランティアお疲れ様でした!の気持ちです!」

と言って、分厚いロース肉やらまたもやミンチやタンやらいっぱいくれた。

有り難いことです。

我が家の停電はどうなってるのだろう?この肉、持って帰っても冷蔵庫やばいかも(笑)

真っ暗な中、1人過ごすのは不安だなぁ(家人は台風でホテル泊)

では、ハシゴの旅に出ましょう。

ハシゴ途中の光景。

こんな日に楽しめる自分の状況。

幸せは自分で掴みに行く。

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