アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

初体験について

おととし、語座BIS公演で、澤田ふじこの小説「野ざらし」を語った。

俳人を目指し、許嫁を残して旅に出てしまう男の話である。

ただでさえ語りは難しいのに、プラス俳句がいくつも出てくるので
私はその吟詠に苦心した。

「野ざらしや 目にすすき活け 月見かな」

クライマックスに出てくる俳句。

どう読めば聞いてる人に映像を想像してもらえるだろう?
難しいなあ。でも、すごいなあ。俳句って。

なんて、ぼんやり思っていたら、
なんと以前から仕事でお世話になっている方が、実は俳人の顔もお持ちだった!という事実を知る。
そして、その方の奥様が、その筋では大変有名な俳人であったことも。

俳人 夏井いつき さん。
さっそく何冊も本を送ってくださって、それを読んでいたら、もう・・・
「俳句って楽しそう!」
私も覗いてみたい。俳句の世界。

そして、あれから、はや2カ月か3カ月(曖昧?)
今日、とうとう初めて句会とやらに行ってきた!!

全然システムわからないまま突入(笑)

24人が参加。
みなさん4句ずつ無記名で投句して、それを全員が回し読みして、良いと思う句を一人5句ピックアップ。
その後、いつきさんの進行で
「どこが良かったか」とか「どんな情景を詠ったと思うか」などの観賞を互いにして、
最後にその句が誰の作品だったかを発表する・・・

簡単に言うとそんな感じの流れ。

私は句を用意していなかったけど、急いで1句だけ作って参加。
全然俳句になってなかったけれど、とにかく参加することに意義がある!ってね(笑)

一方、観賞(撰評って言うのかな?)の方は何度も当てられて
「これこれこういう映像が目に浮かびました」とか「これはきっと旦那さんを見てそう思った女性の句では?」とか
とにかく思ったことを一生懸命に。

私とは違って、他の方は具体的な言葉で観賞し、
時には「え??」と思うような発想で句を楽しんでいて、感心しきりだった。
いつきさんのアドバイスや、考え方も面白くて、

「あー、いつきさんて、この前読んだ本そのままの話しぶりなんだ!」なーんて、嬉しくなってしまうのだ。

でも、いつきさん、結構辛辣な面もあって、
ある方が、ひとつの句に対して少々苦言?というか駄目だしというか・・・の発言をしたら

全員爆笑!
この自由な空気。
句会ってこんなのなんだ???イメージ違う。もっと厳かだと思ってたよ。

ところで、今日は、来月行われる「俳句甲子園」に出場する洛南高校の同好会のメンバーも来ていた。
高校生なのに・・・凄い。
その高校生たちと、句会の後の懇親会で同席させてもらって、
もう根ほり葉ほり若者たちに質問しまくり!私って変なオバサン?!(笑)
やっぱ若いって良いねー。
頑張ってほしいなあ、俳句甲子園。

初参加で、でもとても和やかに楽しませてもらって、是非またお邪魔したい。そしてもっと俳句を知りたい。
そう思った。

また新しいことに足突っ込んで・・・大丈夫か?私(≧∇≦)

そうそう、明日から8月。
8月8日以降の留守電はこれにします。

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