アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

恩返し

以前、東京で派手な大きなバッグを落として、その後警察に届けられていて、中身もそっそくりそのまま戻ってきたことがある。

数年前、財布を落としたときも、ちゃーんと返ってきた。

日本は優しい国だ。

今日、ABCに入る直前の交差点で、男性が道端に落ちている何か?をしげしげ眺めたあと、そのまま立ち去る様子を見かけた。

何を見ていたのかな?

と思って、私もそこを通り過ぎるときに覗き込むと、、、

定期やん!!!

見つけておいて立ち去る男性、、、(^_^;)

私はそんなことできない。

拾ってチェックすると、阪急電車の定期で夏までのもの。こりゃ落とした側はショックだろう。

とは言え、福島駅まで戻らないと交番がないし、駅に渡しても、忘れ物センターとかに行っちゃって、返してもらう手続きが不便だし、、、

持ち主と連絡取れるなにか方法ないかな?

と、思い

パスケースの中を拝見。すると、某専門学校の学生証が。名前も写真もついている。

なので、その学校に連絡し、本人から私に電話してもらって、好きな形で受け渡すことにした。

相手は女の子。私も女なので、まぁ、比較的安心して連絡できるのではないかという判断である。

そのまま局に入り仕事開始。

2時間後、持ち主から連絡が入った。

とても丁寧な口調で、何度もお礼を言われた。

ただ、直接手渡して顔を合わせるのは気を遣わせるかな?と考え、ABCの受付に預けて、渡してもらうことにした。

「中身が無事か確認してくださいね」とメモを付けて預けた。

その後、受付からなにも連絡はなかったので、恐らくちゃんと持ち主のもとに返ったのだろう。

良かった(^ ^)

私も誰かの好意のお陰で助かったことが何度もある。誰かに返せて良かった。

お返し

といえば、局に入ってデスクにつくと、次から次へと声がかかった。

「ホワイトデーのお返しです」

わぉ!みんな優しい!

私はそんな大したものを渡してないのに、これぞ倍返し!

しかし、太りそうだわ(笑)

仕事のあとはABCの友達と待ち合わせて、久々の酒屋の酒場へ。

コロナなどものともせずすごい賑わいである。

人気店はこうなんだなー。

2軒目も3軒目も満員で、濃厚接触にやや怯えていたけれど、よくよく考えたら「幸せな日常」だなぁと。怯える必要は無いと。

震災きっかけで知り合ったABCの友達。仕事はぜんぜん絡まないけど、こうして今は同じ局でお仕事できている幸せを感じた。

最後は某王子を呼び出して更に濃厚な夜になった(笑)

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