岩手の旅~ワークショップ 2012/07 鵜住居にて
半年ぶりの被災地。
今回の活動の中で、特に重きをおいていたのが仮設住宅でのワークショップだった。
去年9月に雑貨アーティストの森裕子さんが立ち上げた「まごころ*花プロジェクト」
作り手のメンバーが新たに増えて、品数も増えて頑張っているのだが
継続していくためには改善すべきところも必要。
私もそれに深く関わってきた1人として、
今のメンバーの方々と交流を持ち、今の想いを共有しなければ
心のこもった支援活動はできないと思っていた。
今後どのような形で展開することが大事なのか?
模索の時期でもある。
金額設定
販売ルート
投資
継続
被災地の方の生きがい作り、生活支援が大事なプロジェクトであるが
運営するためにどうしても必要な上記の問題も大切なのだ。
まごころ*花プロジェクトは大槌で始まった。
その後、釜石でも作り手を募集したところ、
本当に上手で、とても素敵な花っこ隊が結成された。
今は製作の中心地が釜石の鵜住居仮設住宅である。
今回はがまぐちポーチの島田先生がワークショップ。
新たな商品を加えるための一歩である。
前日の昭和園も盛り上がったが、こちらもさすが手慣れたメンバー。
先生の指導も素晴らしいのだが、何しろ手が早い。
私も一緒に作ったのだが
丁寧にやろうとすると時間がかかって・・・もう必死(汗)
「素晴らしいですね!完璧です!」
完成するたび褒められる花っこのオバチャンたち。
「どうしよう、あんな褒められでるの聞いだら、見せるの恥ずがしくなるなー」
隣で作業していて、ちょっと遅れてるオバチャンがつぶやいた。
「だいじょうぶだいじょうぶ!私がいるや~ん!」
「あはははは。」
下手くそな私でも役に立つやん(笑)引き立て役っちゅうのも必要でしょ。
それにしても、下手な上に途中で何度も電話がかかってきて、
皆さんから遅れること30分?ようやく私も完成。
「やっと出来た~!!」
みんなに見せると
「さすが若い人はセンスがええねー。」
「ほんど、お洒落だなー」
「上手だなー」
褒められた☆
嬉しい!って、励まされてるやん!(笑)
昼時ということで
昼食を用意してくれた。
巻き寿司、おそうざい、おつけもの、おだんご、デザートまで!
いや~ん、美味しすぎる!!
そして、またもや
「持っでかえっで持っでかえっで」攻撃!
「え、いいんですか♪じゃ、遠慮なく・・・」
賑やかなランチのあと、数人の方と今後のプロジェクトの形についてミーティング。
皆さんの気持ちを聞き出す。
どうしたいのか。何がいちばん必要か。
色々話し合ったあと、また雑談。
「来月、釜石で三陸海の盆ってイベントあるんですけど、そこで司会するんで来てくださいね」
私が言うと
「あれ、そういうお仕事?」
「そうなんですよー、それが本業」
「タカラヅカかと思ってだよ~」
「え~??」
「男役!」
「よく言われる!」
みんなで笑う時間がこのうえなく愛おしい。
午後からもワークショップはあったのだが、私はその盆まつりの打ち合わせのため帰ることに。
「食い逃げしまーす!また来るね」
車の中から手を振ると
オバチャンたちも
「まだ来でねー!」
手を振って見送ってくれた。
大好きだ。みんな大好き。みんなの笑顔は元気の源。
郷土料理のひとつ、くるみと黒蜜のおだんご。
あ~んど、出来上がったポーチ。
下が私の。
コメントを書く