アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

おかえりで大ピンチの巻

昨日から新番組がはじまった。

「ニュースおかえり」

キャスターはじめ、出演者たちがすっかり若返った。

ナレーターは引き続き平均年齢高いけど(笑)

私は今日が新番組初登板。

相変わらず時折咳き込むし、鼻声ではあるが

今朝の耳ビジでなんとか咽せることもなかったので、ある程度自信を持って出勤した。

とはいえ、局の中は乾燥が酷い。

時々、こほこほ、と咳が出る。

それでも、収録などは問題なく進み、さあ、いよいよ番組オンエアスタート!

生読みの時間が迫ってきた。

スタジオで原稿を手にスタンバイ。

あと3分。

その時だった。

ゴホ。

急に空気が動いたか?喉が乾燥したのか?

咳が出始めた。

ゴホゴホゴホ。

慌ててお茶を飲んだが収まらない。

これはまずい!

慌ててスタジオを飛び出した。

廊下に座り込み、とにかく止まらない咳が出尽くすまで待つ。

あまりにも激しい咳き込み方で、涙と鼻水も出てくる。

ああ、まずい、もう時間が!

立ち上がり、冷たい水を汲みにいき喉を潤すと

ようやく咳が収まった。

問題は声が出るかどうかである。

咳き込み過ぎると声帯が一瞬ぶよぶよになり締まらなくなる。

ゆえに声が出なくなる。

慌ててスタジオに戻りもう一度スタンバイ。

数十秒前。

ギリギリ間に合った。

結果・・・

声は震えたが、とりあえず読み切ることはできた。

しかし、恐れていたことがいきなり初っ端で起こるとは。

これが咳喘息の怖さ。

自分が養生するしないの話ではないのだ。

ほんのちょっとの空気の変化や、唾液が変なところに入っただけでも

地雷を踏んだかのように爆発し始める。

咳をしたくてするわけではない。ただ止まらない。

その後はずっと飴を舐め続け、水を飲み続け

とにかく喉の乾燥対策だけ心がけた。

なんとか無事、仕事を終えることができた。。。

咳って体力要るのよね。

今日も耳鼻科でたくさん薬を処方された。

アレルギーに咳止めに痰を切る薬に吸入薬に点鼻薬。

少しでも早く楽になるなら、嫌いな薬も我慢して飲もう(T . T)

 

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