アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

嫌いなところ

美容院に行った。

何度となく私のblogに登場している、行きつけの美容院オーナーのダイさん。

ダイさんとはかれこれ30年くらいの付き合いだ。

いつもお任せでカット&パーマをお願いしている。

そして、いつもお互いの旬なネタを交換しあう。

「北原さんのとこどうやった?」

3月21日の開運ビジネススクールの話である。

「盛況だったよ!北原さんすごいわ」

ひとしきり話をするうち、北原さんの座右の銘である「万象肯定万象感謝」の話題が出た。

「僕も最近ようやくわかってきた。やっぱり最後は愛やなって。感謝も大切、でも愛やねんなぁ」

そこから話題は深まった。

ネガティブな心に支配されて周りを恨んでしまう気持ちとか、かと言って無理してポジティブにならなくて良いとか、毒親の話にも及んだり、話をとにかく聴くこととか、色々と。

パーマのロットを巻きながら、そして巻かれながら、真面目な顔して2人で意見を言い合う。

人間関係の仕分けフォルダの話にもなった。

本当に付き合いたい人か?プライベートでも必要な人か?お世話になったから、などではなく、自分の本音を見つめて本当に大切な人か見極め、不要な場合は思い切って仕分けフォルダに入れてしまえば良いという話。

オーナーの傍らでは20歳の新人の男の子がサポートしていた。

「どう?話聞いてて」

オーナーがいきなり振ると、彼は表情を崩して話し始めた。

「実はずっとすごく聞いてました。僕に今必要な話でした!僕は高校くらいから急に繊細になってしまって、そんな自分が嫌いで。だから今の話、ぜんぶ僕に当てはまってました」

ちょうどパーマの作業が終わり、オーナーが別のお客さんのところへ移動した。

そのあとも20歳の彼は自分の体験した話を教えてくれた。

「人によく思われたいって思ってしまっていて、やけに気を遣うようになって、自分に自信がもてなくて」

私は基本的に彼の話を聞いて、ひとつだけアドバイス。

「さっき私たちが話してたことって、本に書いてあるんだよね。他人に説教されてもピンと来ないんじゃない?本なら素直に聴けるかもよ」

「確かにそうなんです。良い話してくれる人もいたんですけど、なんかそれで終わりで。本は前は読む気にならなかったですけど、今なら読めるかも」

オーナーも本に救われた人。

斉藤ひとりさんの本のお陰で闇の中から抜け出たのだそう。

私もちょっとした哲学書?に助けられたクチだ。

今日は、彼のために私たちがさっきの話題をしたのかもしれない。必然的に。

必然。

昨日でもない。明日でもない。

今日その瞬間である必然。

美容院に来て、髪の毛も心もスッキリ。

時間をかけてお金もかけて自分のために投資する。大切だよね。

もうひとつ投資。

新しいMacBookを買いました。

やれる作業が増える。やったね。

これから活躍してね♡よろしく。

 

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