アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

タラちゃんの秘密

毎週水曜日18時15分〜「ヌシノメシ」ABCテレビ

のナレーションをやっているのだが、ここでは緩めの喋りのキャラクターにしている。

その土地の主を探して、その主の愛する食べ物を教えてもらう企画。

お笑い芸人の「さやか」のレポートである。

キャラクターは街の野良猫のイメージで、さやかの行くあとをついて行ったり

時には電信柱からそっと見たりする。

さて、猫のキャラクターと言えば「さぼにゃん」

さぼにゃんのときは可愛い声の中でもしっかり張って出しているのだが

こちらヌシノメシの野良猫はのんびり暮らしているので声も張らない。

今日、収録中に恥ずかしいトチリ方をしてしまった。

「芝川社長」と言おうとしたら

「しばかわちゃちょー」

と言ってしまった(^◇^;)

「あはは可愛い!」

とディレクターに笑われ、やけに恥ずかしかった。

で、改めて気づいたのだが

小さい子は、こんなふうな言い方で、サザエさんのタラちゃんも

「でちゅー」

と言う。

ふむふむ。子供は舌の使い方が最初のうちは吸い込む力を重要視して鍛えられていくから喉の後ろの方に引っこみがちで

徐々に前後にも動くようになってきてはじめてサシスセソが言えたりラリルレロが言えたりするようになるんだなぁー。

と、妙に納得してしまった。

どうでもいい発見ではあるが、幼児語を再現するときは舌を後ろにして、唇の力を抜くのが良さそうだ。

逆に、最近は舌が前に出がちなのでこれまたポジションが甘い。

気をつけねば。

ランキングのコーナーでは、担当ディレクターが私に挑戦状のようなナレ原を与えてくるのが面白い。

今日はナレーション最後に「ガォー」と言わされて、さむい空気がスタジオを覆った。

その白けた空気に心が折れて、次にとっとこハム太郎みたいなウサギのナレーションをしたら、なんてことないところで噛んでしまい、さらにその後、妙なアクセントになってしまってアワアワした。

ひー。現場はいつも厳しいのぉ。

そんな私に、仲良しの彼の方から「いまちょっといいですか?」とLINEが。

人影のないところへ呼び出されてドキドキ(笑)

「少し早いけどお誕生日おめでとうございます。ほかの人にはこういうことしないので」

こんな殺し文句ある?(*≧∀≦*)

「も、もしかして・・・愛?」

「あははは。そうです」

照れ臭くてそんなお礼の言い方になってしまった。

世の中優しい人が多くて悩むわ。

みんな大好き。

 

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