アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

お助けトヨコ

今日は10月15日土曜日から開催される

神戸市立博物館開館40周年記念特別展 よみがえる川崎美術館―川崎正蔵が守り伝えた美への招待―

展示映像のナレーションの仕事だった。

NHKのお仕事で、いつもお世話になっているプロデューサーからのご依頼。

これまでも何回かご一緒しているのだが、NHKらしからぬ雰囲気の面白い人である(笑)

ディレクターはもっと変わってて、アーティスト?みたいな風貌。

ドレッドヘアは腰の長さまで。前回この編み込みを解いたのはいつだろう?

まぁ、そんな2人のコンビとお仕事させてもらえるのはなかなか楽しいのである。

そもそも、展示映像なのにBGMがカッチョイイ!

私もそれに合わせてアルトvoiceをふんだんに使う。

さて

その収録が終わったあと、プロデューサーが言った。

「あのぉーちょっとお願いが、、、助けてほしいんです」

「ん?なになに?」

聞くところによると、いくつかの案件を抱えていて

土曜日に花園ラグビー場で国際試合?があるのに合わせてビジョンで流すNHK番宣を急遽作らねばならないとのこと。

「なるほど、そのナレーションですね!」

「もちろんギャラは払いますけど、いま急にお願いしてもいいでしょうか」

「お安い御用です(笑)」

山口ぐっさんが大阪を旅する番組の30秒スポットであった。

内容的に完全にポップなので、ハイトーンでテンポよくちゃっと読むことに。

さっきまでのオトナな気配ゼロ(⌒-⌒; )

「わーーーー、お助けマン!下間さんで良かった。ありがとうございます!」

これくらいのこと、ナレーターなら誰でもできるが、よほどピンチだったのだろう。

株が上がってしまった。ラッキー(笑)

よく耳ビジで「信頼貯金」という言葉を聞くが、長年お仕事をしていると、まさにこの持ちつ持たれつがすべてだなと思う。

困った時はお互いさま。

お役に立てることが仕事をしているときの喜びなのだ。

この展覧会は戦争などで失われた川崎造船所の川崎正蔵の作った美術館に所蔵されていた貴重な美術品約80件が展示される。

特に織田信長も愛した名品

「寒山拾得図」はぜひ見て欲しいところ。

そして、展示映像のナレーションの中で

私の「完璧な淡路」的な箇所は・・・

「夜な夜なひっそりと」

です(笑)探してね。

って、自分で「完璧」とかゆーなよ!

プロデューサーが、この前のあさイチを観て

「今日のナレーションで、自分的にどこが推しだった?」

と聞くのよ〜(笑)

でも、こう言うふうに自分が気合い入れたくなるワードって、大切だよね。

 

 

 



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