アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

姉について

血を分けた肉親はもう姉だけになった。

両親は死んだし、兄も死んだし

私は子供がいない。

甥っ子姪っ子はいるけれど、本当に近しい肉親は姉だけだ。

姉が中学からピアノの道へ進んでいなければ、私はもう少し長くピアノを続けていたかもしれない。

姉の方がどんどん上達していくので、不貞腐れてやめたのだった。

頭も良くて、スポーツもできて、絵も上手かった姉に、劣等感を持っていた。

でもね、離れて暮らすようになると、逆に心の距離は近くなり

結婚してからも義兄や甥っ子とともに親しく付き合い

親のことやら兄のことやら

たいへん過ぎる下間家の問題を一緒に乗り越えてきた今

なくてはならない存在になっている。

そんな姉の嫁ぎ先が保育園を経営していて

姉は高校の音楽の教師をしていたがそれを辞めて

保育士の資格を取って園のサポートを始めた。

すぐに園長は姉に代替わりして、義父母が亡くなると理事長となった。

今日、その保育園の100周年記念式典とパーティーが開催され

私は司会として参加した。

今日のもようと、わたしの想いは

Facebookに投稿しました。

姉とはFacebookは繋がっていない。

わたしのポリシーで親族とは繋がらないことにしている。

でも、公開投稿にしてるのでいずれ読むかな。

身内には照れ臭くてなかなか言えないけれど

いてくれてありがとう。

 




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