アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

あきらめるか否か

2日前くらいから、
またペロちゃんがご飯を食べなくなってしまった。

餌の前で考え込んで、結局食べない。
どうやら食べたい気持ちはあるが、吐き気がするのか食べられないらしい。
お水を飲むのさえやめてしまった。

このままじゃダメだろうな・・・。
もう時が来たのかな・・・。

案の定、今朝、自力で立ち上がれなくなっておもらししてしまった。

昨日までなんとか立ち上がっていたのに゚(゚´Д`゚)゚

ぐったりと横たわっている姿を見たら、猛烈に悲しくなって来た。
ペロちゃんの顔を撫でながらおいおい泣き、涙がポロポロとペロちゃんの顔に落ちた。

涙でもいいから舐めてくれないかしら・・・

入院するのは絶対やめようと思っていた。
自宅で看取る。これは絶対。

でも、最後の瞬間をいつまで引き延ばすべきなのか?
これには今日も随分悩んだ。

要するに点滴を続けるかどうか、なのである。

自分自身のことはもちろん、大切な誰かの、大事な何かのためになら、必死に精一杯やれることをやる。
簡単にはあきらめない。それが信条。
エネルギー消耗しまっくて、ふらふらになったって、
大切だと思うここぞの瞬間だけは必死に取り組みたい。
カッコ悪くたって構わない。

でも、にゃんこは別だよ・・・(;´Д`)
だって、どうして欲しいのかが見えないもん。

あきらめて、点滴せず、そっと見守ろう。

そう思って・・・

いや、やっぱ待てよ!
ダメダメ、二度と起き上がらないだろうけど、
できることあるかも。
大好きなペロちゃんが、心の中で喜んでくれるかもしれないことをしてみよう。

点滴開始。

そしてしばらくしたころ、ハナちゃんがドライフードをカリカリ音を立てながら食べた。

すると、ペロちゃんが耳をピクピクさせて、少し顔を上げたのだ。

あ~やっぱお腹減ってるんだね。
そうだよね。

何か美味しい味を食べさせてあげたい!

腎臓に悪いからと選んでいなかった猫のためのスープを買ってきた。
そして、スポイトでちょっとだけ口に入れた。

一瞬嫌がったけれど、マズイ薬の時などは吐き出してしまうけど
ちゃんと飲み込んでくれたヽ(*´∀`)ノ

自分じゃ舐められないけれど、ちょっとずつだけど
最後の晩餐かもしれないけど食べてね。

人生、諦めなきゃいけないこともある。それは知ってる。
でも、そこに至るまでどう向き合ったか?
自己満足でも良い。きっといつかまたその経験が生かされる時が来ると信じているから。

あとどれくらいペロちゃんが頑張ってくれるのかわからない。
病院にかかり始めてもう1ヶ月以上。
これだけ頑張ったんだもん。えらいね!

明日も貴女にスープをあげられますように。

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