芸術と文化とハート
ボストン美術館展に行ってきた。
期待以上の展示物がずらり!
たっぷり2時間かけて見て回った。
誰の作品かわからないものも多くあるが、
日本の美術を、その昔、海外の人が高く評価してくれたからこそ、大切に保存出来たのだと思う。
本来なら日本で残してあればよかったのだろうけど。
展示の最後のコーナーは曾我蕭白の作品が並ぶ。
これまでもいくつか見たことがあったが、今回の展示物は素晴らしい。
この人、ほんとうにすごいんだ・・・
無知な私でも実感できる。
型があってこその型破り。まさにそれ。
個性、味、ユーモア、もう躍動感たっぷりで、唸りながら見入っていた。
順番通り、右側の壁面の展示から進んでいた。
そのとき、ふと、背後に気配がして振り向いて・・・
「あ!!!」
一緒に見ていた友人も、私に釣られて振り返り「あ!!!」
私「あ~、ご、ごめん(;´Д`)」
友人「もー、あなたが振り返るから、見てしもたやないか~」
私「ごめんごめん!」
実は、反対側、左側の壁面に展示され、この展覧会の最後を飾っていたのが
メインの「雲龍図」であったのだ。
その迫力たるや。
本来なら、右側を最後までみて、「あ!」となるべく配置されているだろうに
サスペンス映画でうっかり犯人を言い当ててしまったかのような、
そんな感じで先に雲龍図を見てしまったのである。
しかし。。。衝撃的な作品。感動した。
二人して、しばらくその大作を見つめ立ち尽くす。
この襖絵は是非実物を見てもらいたい。
16日までやってます。
美術を堪能したあとは新世界でおやつ(笑)
ここの串カツは「ふわふわ」系の衣でした。めっちゃお腹膨れる(;´Д`)
橋本発言で注目を浴びたエリアもぶらぶらし、阿倍野キューズモールの方へ抜ける。
階段を上がると、そこは高層マンションや商業ビルが建つ地域になる。
振り返ると、階段の下は昭和。
あーなんだかここはすごい場所だ。でも、日本だ。
こういう場所がまだ残っているんだ・・・
充実感いっぱいの休日、 最後は炭火焼で。
ハツ(心臓)を頼んだら、ほんとにハートの形で出てきた。
「ハートマークって誰が考えたんやろ?このマークで、色んな気持ちが伝わるってすごいなぁ」
「ほんとだね。」
「でも、想いを表現するとき、胸に皆手を当てるけど、心とか想いは、本当は脳で考えるんちゃう?」
「そうかもしれないけど、想いが強まった瞬間、心臓がドキドキして脳に連絡して・・・」
正解がわからない、そんなとりとめもないことを語る夜もまた楽しい。
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