アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

初対面の人への丸出しトーク法

番組終わりでダッシュ。

ヒルトンプラザの中華「民生」へ向かった。

金曜日の夜ということで、店は大いに賑わっている。

カウンターの席に案内された。

先に到着していた男性が立ち上がって

「初めまして!」

と言った。

わたしも「初めまして、シモツマです」と言った。

案内してくれた店員は「へ?」と思ったことだろう(笑)

今夜、初めて会ったこの方は、フリーの編集者である。

長く、某出版社にいて、150冊くらい担当したそうだ。

中には斎藤一人さんの名前もある。

そんなすごい人と、なぜか私が、今夜中華を食べている。

すぐに打ち解けて、お互い、脱ぎ始めた。

もちろん、心にまとったよそゆきの服を。

共通の話題から始まり、説明の中で、1枚、また1枚と脱ぎ捨てる。

すると、お相手もまた、経験談を話してくれる度に脱いでいく。

最後には

「いろいろ話しちゃった」

私がお役に立てることはやる。

これから面白いことがあれば誘ってもらえるかな?

編集者だけに、私へのアドバイスもあって、ありがたく聞いた。

私が

「それいいですねぇ」

と言うと

「ぜんぜんやる気なさそう!」

社交辞令は上手に言ってはいけない。

いかにも話半分にしか聞いていない態度を取って

意思表示しておくこと。

これも本音だから。

初対面という関係性ながら、また会いたいなと思える方だった。

そっか。

編集者も魅力的でないといけないのね。

ご馳走さまでした。

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