アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

詩を読む

某プロダクションの朗読レッスンを月に一度担当している。

表現力の大切さを社長が重視しているので、私を使ってくれているのだ。

毎回教材を考えるのが楽しい。

今日から「詩」を鑑賞し、朗読することにした。

高村光太郎の「智恵子抄」

かの有名なアレである。

いま、パーソナルで朗読を教えている生徒さんに頼まれて、ちょうど智恵子抄をやっていて

これは深いし、勉強になると改めて思った。

プロダクションの子たちは若い。

みんな文章の裏側を読んで表現するのはハードルが高いことだろう。

ところが!

私がひとつひとつ質問すると

みんな意外と答えてくれる。

「たぶんこれはキラキラした色を発しているイメージだと思います」

「光太郎の身体の一部になる喜びをすごく感じているのだと思います」

などなど

言語化はうまくできていなくても、しっかり考えようとしてくれていたこと。

わからないことは調べて臨んでくれていたこと。

これまで指導しているポイントをちゃんと考えて取り組んでくれているのがわかり嬉しくなった。

詩の鑑賞は本当に楽しい。

表現方法も自由。

みんなの成長に思わず笑みがこぼれるレッスンだった。

ファイト〜!

正解を求める朗読などしないで良いからね。

さて

出版前、出版後、いろいろスケジュールが詰まってきた。

みんなの応援が力になります。

どうぞよろしくお願いします!

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