その間にコーヒーは冷めていく
今夜は耳ビジプレミアム講座。
今井雅子先生のエッセイ「その間にコーヒーは冷めていく」を使って朗読を教えた。
特に大切にしたのは、今井先生の気持ちだ。
旦那さんの目が見えなくなっていく
たいへんなことなのに、夫婦はけっこうサッパリしたもので
時折、「そっか、見えないってこうなるのか」と旦那さんの立場に思いを馳せるていど。
そのあたりをどこまで表現するか?が朗読の肝となる。
あまりにもリアル沿って淡々と朗読しては、聞き手はつまらない。だから、少し、ドラマ性を持たせて朗読する。
エピソードのクライマックスは誇張することもある。
私の言いたいことはおそらく受講者に伝わっていたと思うが
では、それを踏まえて朗読がすぐにできるか?と言えばまず無理。
できてたら苦労しないから。
ただ、小説をどれだけ深く味わい、イメージし、文字にならない言葉や空気を想像するか?というのは
朗読をやっている人には伝えたくて
結局、90分のところ120分になってしまった!
スポット受講者も10人来てくれて嬉しかった。
今井先生も来て、感想をくださった。
「書き手にも勉強になる内容でした」
とのこと。
かなり高度な話になってしまったかもしれないけど。
みんなが朗読をもっともっと楽しめますように♡
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