アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

やらせてください。

自分がやるのと自分ができることを他人に教えることって結構違う。

その道の天才でも、指導がうまいかどうか。
その道のほどほどの才能の人でも、指導がうまいこともある。

いや、それは今日のこととは必ずしも結びつかないのだが
とにかく、自分には簡単なことでも、誰かに教えるとなると難しいって話で。

カンヌで夜の上映会に参加するときイブニングが必要ってことになったのだが
ドレスではなく、着物という手もあるので検討している。

着物にしたら?という意見が圧倒的。
でも、そう簡単に言われても、着付けできないっちゅうの( ̄▽ ̄;)

そこで、実家の母に頼ることに。

いつも着物を着るときは母に着付けてもらっているのだが
今回は着付けを教えてもらう。

でもね、すぐに手を出すのよ~(>_<)

ここをこうして・・・って触っちゃう。直しちゃう。

あ!やらないで!私にやらせて!!!

慌てて止める。

とにかく自分でやってみないと何も覚えられないって。
または着てるところを見せてもらうとかね。

例えば、帯がちょっと崩れたとき、直されてしまったら、今、どこをどう引っ張ったのかわかない。

教えてもらってる立場なので、指導者の方針には従うけれどね(笑)

そんなこんなで、3時間近く付き合ってもらい、
なんとか着られるようになりました。

でも、これからが大事。
家に帰ってから1人でできるかどうか?

これからしばらく何度も試しに着てみて、
失敗しながら覚えてく。

これで向こうで着なかったら・・・とは思うけど、今後のためにも
着物は着られるようになっていていいかも。

なにしろ私にとっては大切な、思い出の着物が何着もあるのだ。
一度も袖を通さずに死んでいった人の形見とかね。

代わりに私が着る。
この着物もそのひとつ。
錦糸銀糸の鏡獅子がおいでです。しっぶ~(;^ω^)

まずはチャレンジ!

孫の結婚式で着るつもりだったのかしら?(笑)
カンヌで着てあげられたら喜ぶかもね。

家紋、入ってなかった。。。。
間に合うなら入れようかな。呉服屋さんで聞いてみよっ?

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