いつの間にか逆転
店に入るとすぐ
マスター・・・というよりは大将かな?(笑)が言った。
「この前、下間さんと最初に来た男の人が来ましたよ」
仕事でお世話になっているFプロデューサーである。
その話は聞いていた。
そして、文句も聞いていた。
「25に行ったらね、あ~、下間さんと来た方ですね!って大将に言われたんだよ!!!(`・ω・´)」
あははは。
もちろんマジで怒ってるわけではないのだけれど
なんでやねん!って思ったのはよくわかる。
というのも、そもそも25へ私を連れて行ってくれたのはFさんだったから。
去年の秋に、初めて連れて行ってもらい、感動した。美味し~い(*´∀`*)
それからというもの
次々と友達をそこへ案内するようになり、
すっかり常連顔になっていたのだった。
だからねマスター、最初に俺が連れて行ったのに、って拗ねてましたわ~(笑)
と言って笑った。
メニュー豊富、日本酒豊富、値段も手頃。
この3拍子揃った店にご満足いただけたようだ。
ところで、こうして常連になる店が何軒かあるのだが
たいていいつも同じメニューを注文してしまう。
旬の食材はさておき、定番メニューのいくつかは毎回必ず・・・みたいな。
25でもいつも頼むものが決まっているのだが
私は、飲むとあまり締めの御飯系は頼まない。
ところが、今日は、やはり常連の女性が最後にカレーを注文しているのを見た。
あれ?カレーなんてあったっけ。
美味しそう・・・
こっそり盗み見(笑)
そしてしばらくのち・・・
隣のカップルが「カレーください」と注文した。
しかし、既に品切れに。
と、反対側の隣に座っていた若い男性が、自分の注文していたカレーをそのカップルに回してくれた。
自分はいつも食べているから構わない。と。
うーん優しいね。常連ってこういうことしてくれるからいいね!
カップルは喜んでそれを食す。
ここ、カレーなんてあったんですね。知らなかったわー
私がマスターに声をかける。
すると、そのカップルが、取り皿にカレーを盛って
「よかったらどうぞ。味見してください。めちゃくちゃ美味しいです」
私たちに分けてくれた。
これまた素敵なご配慮である。
わ~~~すみません。では遠慮なく。
んん?美味しい!
複雑な甘さと後からくる辛さ!
マスター、ランチやらないからな~。ランチでこのカレー出したらバカ売れだよ!
「ランチねえ。。へへへ。やりません」
まあ、確かに大変だもんね。遅くまで開けてる店だし。
とにかく、こんな感じで私のちょーお気に入りの店は
やっぱり素敵なお客さんばかりのようで
良い店の空気って、店主だけでなくお客さんもお料理も全部コミでできてるんだよね。
本当に良い店を紹介してくれたFプロデューサーに感謝です?
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