アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

鎌倉の頃

中秋の名月ですね。
京都は雲ひとつない青空からの
まんまるお月様。

名月

美味しい日本酒をいただいてご機嫌な帰り道でした。

小さい頃はちゃーんと月見団子を用意して
ススキを飾ってました。

母はそういうことをいつもやってくれました。

自宅の長い廊下、月の光が差し込む場所に
そのお団子とススキがありました。

庭からは虫の声が聞こえてきて
子供ながらに秋を感じていた気がします。

こういう四季折々の行事は、私の情緒を育んでくれました。
広い庭があったし、山があって、海が近くて
天気の良い昼さがりには、二階の窓から飽きることなく
山と海と鳶がゆっくり飛ぶのを眺めました。

屋根の間に明るく登った今日の月。
高速道路の上の月。
渋滞の赤いブレーキランプと空の月。

昔も今もそこに月がある。

もう一度
母と一緒に団子食べたい(笑)

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