アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

なるほど!な会

「勉強会」とか言うと、な~んか大袈裟になっちゃうのよね。
もっと気楽に、勝手に学ぶ・・・得る・・・そんなもんでいいのだ。

夏の終わりに戦争をテーマにした朗読会があった。

そこに、私が教えているHさんが出演。
作品選びから仕上げまで指導させてもらった。

指導するにあたり悩んだことは特にない。
でも他の人ならどう指導するだろう?どんな感じに仕上げるだろう?

だんだんそこに興味がわいてきた。

そして思いついた。
彼女の作品と同じものを数人でそれぞれ朗読して、表現の違いを見てみたい。

てなわけで、Hさんの本番を観に行ったプロ3人(男性2人女性1人)に声をかけて、参加の意を取り付け
原稿を渡して1ヶ月練習してもらい・・・

そして今夜、披露会と相成った。

1ヶ月練習期間があったものの、正直、みんなほとんど練習していない(笑)
この作品、そんな簡単には読めないぞ~(笑)

かたや、Hさん本人は「更に上積みを!」という私からの要求に応えるべく練習に励み・・・

いやはや、楽しかった。

ふむふむ・・・こういう感じかあ。なるほど。
ほお~やっぱこうなるよね。なるほど。
お、それは気づかなったな。なるほど~。

こんな感じでそれぞれの読み方に違いを感じつつ、
自分は自分で、Hさんに指導、演出した方向とまったく違う捉え方読み方にトライしてみた。

あえて違う方法を取ったのには色々理由があったのだが
そのあたり含めて、更に楽しかったのがその後の飲み会。

さっき聞いたお互いの読みとか、考え方なんかを言い合う。
大事なのはここなのだ。

本人はこうしたつもりだったけど聞いてる側には伝わらなかったり
思いがけないところを評価されたり。

しかしまあ、さすがに夏前から取り組んだ張本人、Hさんは本番の時より良くなっていて
指導してきた側としては大満足(笑)

これまで、私自身も公演に出るときは3か月くらいかけて作品を仕上げていくのだが
本番終わってハイ終了!になることが多い。

今回、彼女の本番の出来は私からすると少し物足りなかったので
今夜の仕上がりがほんとの仕上がりだな~と。

今夜の会に協力してもらった某スタジオ社長も

「Hさん一皮剥けた!」と感心してくれていた。

私も彼女を指導することで学ばせてもらっている。
もっと得たい。上達したい。
貪欲さは相変わらずである。

久しぶりにひとつ作品に取り組んでみようかな。
ザ・朗読!な作品。

誰か一緒にやらないかな~~~(笑)
いや、誰かを巻き込もう。自分から(*^_^*)

明日から10月だ。。。。早い。

あくび

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