アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

そんなつもりじゃ…

東京から戻る新幹線のなか
ディレクターさんから連絡が入った。

「もう少し早くスタート出来ない?」

今日の仕事は13時からだったので、1度自宅に帰って
それからまた出掛けるつもりだった。
しかし、依頼を受けて、このまま直行することに。

では11時30分にいきますね!

さて、予定通りその時間にスタジオ入り。
ところが

「スタジオがいっぱいで録音できないねん。」

は?
せっかくまっすぐ来たのに。
それなら家戻れたじゃないですか?

やんわり釘を刺そうと思ったら

「ご、ごめん。ちょっと調整してみる!」

スタジオの社長さんが慌てて部屋を出て行った。

そして

「ひとつ部屋空けました!あー下間コワイんやもん(^_^;)」

あら?わたし、そんなに態度に出てました?(笑)

「うん、目がめちゃ怖かった」

そんなつもりじゃなかったが、
まぁ、早く来てくれと言われて多少無理して来たのに
待たされるのは理不尽。
私が我儘言ってるわけではないと思うので(^_^;)

…なんてことがあったが、無事録音終了。

「昼飯いこか」

誘われてご一緒することになった。
あ、そーだ。
ヤスくんとこのランチまだやってるかな?

スタジオから近い寿司処にディレクターさんとスタジオ社長をご案内することになった。

ところが、行ってみると電気消えてる…

あら…ランチ終わってるみたいですねぇ。

「しゃーないな、ほか行くか」

ディレクターさんが店を通り過ぎようとした。

ちょっと待って!

暗い店内を覗いてみる。
あ、ヤスくんいるやん。

店のドアをカタカタと鳴らした。

「あ、下間さん」

ヤスくんが気付いて出てきてくれた。

ランチもう終わっちゃったの?

いや、明らかに終わってるのだが、一応聞いてみる。
すると

「いいっすよ、どうぞ!」

わーい!開けてくれるって??(≧∇≦)

「し、しもつま…お前、いつもそうなんか!」

え(^_^;)

「さっきだってこの私を待たせるんか?!みたいな感じで脅すし」

え(^_^;)それはだって、話が違ったから(^_^;)

「どこに行っても偉そうやなぁ…しかしそれが通用するところがすごいな」

え(^_^;)
ヤスくんにはランチもう終わったの?と聞いただけ…だよ

などと2人に突っ込まれつつ
結局、飲もう飲もうとあおって昼間からルービー、さらにポン酒まで(笑)

ヤスくんランチ

「今度は夕方に仕事入れて、ゆっくり飲もうな」

うん。そーだね!

誘ってもらったし、ヤスくんのことも紹介できて良かった^_^

一歩踏み込んだ間柄の人には
体当たりのお付き合い。

相手をビビらせてるみたいだけど
ビビり過ぎてとぼけた顔になってるのを見ると、つい笑いたくなっちゃう。

大好きな人には攻めなきゃね??
人生は一度きり。

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