アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

蚊帳の外の人

今年もあとわずかだというのに
まったくやる気が起こらない。

新年への希望も特に沸かない。
幸い、1月1日からリニューアルする予定だったHP製作が遅れていて
1か月ずれることになった。

大掃除も年賀状も手を付けていない現状
これでHPリニューアルだったら身動き取れないところだった。

こうして考えてみると、まだ自分は前向きな考え方を持てているのだ、と安心する。

なにもかも八方ふさがり

そんな気持ちになると人は太陽を見たくなくなるものだ。
ずっと心の中は夜で、夜なのに眠れない。

もうすぐ母の命日なので、ついついそんなことを考えてしまう。

一方、私が生きる張り合いともなっていた人と交流が絶たれてしまい
ショックこの上ない。

副キャプのお母さんと連絡が取れなくてつらくて、今朝、副キャプの彼に連絡したら
ようやく重い腰を上げて、息子さんに電話してくれた。

ようやくお母さんの病状がわかった。

わかったものの、面会させてもらえず、病院も教えてもらえなかった。

息子さんの気持ちはわからないでもない。
この先男手ひとつでどうやって母親の介護をしていけばいいのか?
きっと不安でたまらないと思う。

だからこそ、私が多少なりとも関わるべきではないだろうか。
他人のことを心配していられる身ではないかもしれないが
わたしは副キャプから頼まれたのだ。

「とよちゃんマミーをよろしくお願いします」

と。
約束が果たせなくて残念でならない。

でも、家族でもない私に頼りたくない息子さん。
ああ、辛い。

「なにかあれば連絡くださいねって言っておきました。覚悟して待たないといけませんね。」

副キャプが逝ってから、私のことをとても頼って励みにしてくれたお母さん
会いに行くとはしゃいで喜んでくれた。
その様子を知らない息子さんにとって、私は蚊帳の外の人間なのだ。

自分勝手な話だが
いま、わたしは誰かのために動きたくて、それがお母さんならば、もしもお母さんが喜んでくれるなら、
少しでもお手伝いしたいのに。

虚しい。

この2年半なんだったんだろう。
約束が果たせない。
役立たずな存在だ。
ごめんね。

お母さんはどう思っているのか知りたいなあ。

もう一度お母さんと会えますように。
それが私に残された唯一の希望。

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