知らぬが仏
土砂降りの雨の中、車で仕事へ向かった。
しばらくすると、左側後方から妙な音が聞こえていることに気付いた。
窓を開けると音が大きくなる。
ガタガタガタガタ
ん?なんだろ?
停車して確認するも、よくわからない。
とりあえず仕事しよ。
スタジオに着くと、すでに年配の男性方が4人並んで座っていた。
見覚えのない方々だが、ま、いいか。
展示会ですか?展覧会かな?
来週あるんですね。
わたしが話しかけると
「来週、試写があって、オープンは来月なんですけど」
あぁ、そうなんですね。
来週かと思ってましたが。
「試写が来週なんです」
試写、、、そうですか。
なんとなく違和感があったが、まぁ、いいか。
そこに新たに男女2人と、ディレクターさんがやってきた。
わ、まだ2人追加?
スタジオがエライ賑わいになった。
スタッフ君に椅子を追加してもらい、私がそれに座ることに。
今日はずいぶんギャラリー多いですねぇ(笑)
わたしが言うと、ディレクターさんも
「どこの担当の方ですか?」
あとから来た男女に尋ねる。
すると、2人とも
「いや、、、?」と首を捻るのだ。
そのとき、年配の男性が口を開いた。
「私たちが依頼主です。今回の」
ディレクターさん、男女、私、スタジオのミキサーさん
一同「、、、、、。」
無言。
い、依頼主って、、、?
思わず口から出てしまった。
「○○会社経由で依頼したんです」
一同「えっ!!!!」
「それ、このスタジオちゃいますよね?うちは○○会社のナレーションです」
年配の男性がた「えっ!!!」
「隣のスタジオです(-。-;」
どおりで話が合わないと思った(笑)
年配の男性も
「ずいぶん渋い声だなぁと、、、」
どうやら、軽やかな声のナレーターさんご希望だったようだ(笑)
面白いトラブルで収録が押してしまった(笑)
さて、仕事のあと、再びガタガタ言わせながら車を走らせた。
なんとか無事帰宅。
ディーラーに連絡して、点検予約を入れた。
なんだろなー?
そして、夜遅くになって
家人が帰宅。
「おーい、ちょっと!これ、パンクしてるわ」
へ?!
見ると左後輪がへにゃっとなっている。
金属の棒がぶっ刺さっていた。
ぜんぜん気づかなかった、、、。
昼間見たときはへこんでなかったし。
恐らく、今朝家を出てすぐに刺さったのだろう。
あーあ。ディーラーに持って行くことさえできないやん。
雨の中、道路の真ん中で立ち往生などしてたら、、、こわ。
よく無事帰宅できたものだ。
Facebookで「変な音がする」と投稿したら
みんなから心配されて、呑気にしてる場合じゃない、と叱られた(^^;;
いやほんと、無知な私はギリギリの世界で生きている。
そんなことをしみじみ思い
生かされていることの重みを感じる1.17に黙祷。
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