アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

祭りのあとがき

一昨日やらかした一件は、周りから笑われてはいるが、身内に話したら、すごーく冷たい目で見られた。

まあ、長年一緒にいる家族。私のひどい失敗をさんざん目の当たりにしている。

でも、なかでも今回のは「ひどい」と言われて改めて自分のバカさ加減をのろってしまった。

今日、改めてそのときの状況を再現してみると・・・

これで落とすか?いや、よほどスマホのMAPに夢中になっていたのだろう。おのぼりさんだから視野が狭くなっていたのだろう。

それにしても、失敗談はさておき、今回もお仕事(メイン)と、豪華なオマケの時間は幸せだった。

帰りの新幹線。少し寂しさもありながらお弁当と文庫本をお供に祭りのあとの余韻に浸る。

選んだ文庫本は「食」をテーマにした短編集だ。

とてもエロティックな内容ばかりで面白い。食いしん坊の私も今回の出張で、恐らく小説にしたらなかなかの作品になるのではないか?というシーンをいくつか経験した。

「ピッツァが有名なイタリアンだったので、チーズ好きの私は4種のチーズを使ったピッツァを焼いてもらった。私は初めにモッツアレラに手を伸ばした。指でじかにワンカット掬い上げると、思いがけずチーズが糸を引く。私はそのチーズの糸を人差し指で摘まんでくるくると指に巻き付けた。そんな私を見て彼はふふふと笑い、がつっと掴んでほとんど一口で頬張った。チーズから溢れるオイルが彼の唇を光らせた。その瞬間、早く食べたい!という抑えようのない衝動が心を乱した。まんまとひっかかってしまったのかもしれない。チーズの糸を巻き付けたのは誰でもない、私自身なのだ。」

まあ、例えばこんな感じで大袈裟に描写していくと、色々文章は膨らむのだろう(笑)

一部フィクションです(笑)

そうそう、翌日のことだが最近ブログに料理の写真を載せていないのよ、という話をした。

どうせ私のブログにはどこの店でどんな人と食べたか?どんな話をしたのか?を書かないので、あまり意味がないなと思ったのだ。それよりは夜の食事タイム以外のところで感じたこと、あったことを書いてみようか。と。

「ブログ読んでるよ。そういえば確かに最近料理の写真がないな」

やっぱり。きっと読んでくれている人は私の食べてる料理に興味があるわけではなく、なんとなく読んでくれてるだけなんだ。ちぇーっ(笑)

でも、美味しかったものの一部はやっぱり紹介はしたいから、インスタに料理の写真をアップすると決めたのよ。

新幹線の中でそんなやり取りをしたことを思い出しつつ、本を読む。

生き方に対しての影響を今回の上京で受けた気がする。

うっかりばかりの人生だけど、もうワンランク高いところを目指したいな。

2泊3日の出張終わり。

次はプライベートで上京。

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