アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

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今日は午後から来年の3.11イベントのミーティングだった。

いよいよ来年のコンセプト。いわゆる「サブタイトル」を決める。

去年もそうだったのだが、みんなで言葉を出し合いつなぎ合わせて「これ!」というものが決まる。

今日も「こんな感じ」というところまでイメージを持っていき、そこからみんなで「これは?」「これとか?」出し合っていく。

めちゃ楽しい(笑)

で、めでたく決定した〜!

「3.11from KANSAI 2019〜わかったつもりを学び直す」

「つもり」という言葉を使いたいと言ったのは私だ。

これは師匠からことごとく指導されたポイント。

「やってるつもりは誰でもできる」

私たちは東日本大震災を教訓にして自分ごとと捉えていたつもりなのに、結局、地震のときも大雨のときも台風のときも生かせなかったことが多々あった。

当事者となって気づくこと。改めて学べることがあるはず。

とまぁ、そんな内容で、来年は子供向けのイベントも同時開催して1日前の3月10日日曜日に開催することにした。

ところで、私がもともと東日本のボランティアに行く後押しをしてくれた恩人がいる。

某スタジオの社長で、元バイクロードレースの全日本チャンピオンの方だ。

東日本大震災のとき、すぐさまボランティアに動いた彼に色々教えてもらって私も後に続いた。

今でも折を見てボランティアにさらりと出かけている姿がカッコイイ。

そんな彼が、昨日たまたま学生のヒッチハイクの子たちを車に乗せてあげた、、、

という話題をFacebookに載せていた。

可愛い大学生の男の子と笑顔の写真(o^^o)なんとも微笑ましい。

若い頃、自分もヒッチハイクで乗せてもらったことがあるそうだ。

で、思わず嬉しくなってしまった。

というのも、実は私も昨日知らない男性2人を車に乗せてあげたのだ(笑)

昨日行った笠置山。すごく細い道で離合がたいへん。

帰るときはもう真っ暗で、明るい時間帯にはいた誘導の警備員も帰ってしまっている。

案の定、途中で車が詰まってしまった。

うちの3台前の車が、上がってきた車とがっちんこ。

あちらは3台。こちら下りる車は計5台。

なかなか進まなかったので、私は車を降りて誘導することに(⌒-⌒; )

なにやってんだろう。とは思ったが、誰かがやらねばなんともならん。

そして、5分後には解消。めでたい。

で、溜まってた車たちが一斉に下っていく。

暗いカーブを前の車に続いて曲がろうとしたとき、3メートルほど先に黒いかたまりが2つ。

「わ、こわっ!」

ライトに照らされて浮かび上がったそのかたまりは、、、お年寄りと見られる男性2人、狭い狭い道の端でタバコを吸っていたのだ。

こんなところで!!!

もちろん気をつけて避けて2.3メートル進んだところで、あ!と思い

ちょっと停めて!と言った。

幸い後ろの車との距離もあった。

窓を開けて身を乗り出し声をかける。

大丈夫ですか?

「はい大丈夫です、、、」

おじいさん達が返事をした。

いやいやいや、大丈夫じゃないだろ。思わず車を降りて

下まで乗りますか?送りますよ

と言うと

「ほんまですか!ありがたい!ありがとうございます!!!」

お爺さんたち顔を輝かせた。やっぱり(笑)

後ろの車を待たせたまま、2人を後部座席に乗せた。

聞けば数十年ぶりに紅葉を見がてら山裾の駅から歩いたものの、間違えて近道ではなく登山道を歩いてしまい数倍の時間がかかってしまった。帰りの体力も尽き果て、あたりは暗くなり動く気力が失せてしゃがんでタバコを吸うしかなかった。

らしい( ̄O ̄;)

声かけて良かった(笑)

「ほんまに助かりました。すんません。」

年の頃は70歳くらいかな。お友達同士の楽しい紅葉狩りが最悪の思い出にならないで良かった。

駅に到着すると

「ほんまにありがとうございました!タクシー代とか置かせてもらうほうが良いんでしょうが、、、」

いやいや大丈夫ですよ。帰り道の途中ですから。

断ることを想定していたようで

「こんなもんで申し訳ないですが、おやつ、食べてください」

あは。なんかその気持ちが嬉しい。

おじいさん達の大切なおやつだけど、、、

わかりました。せっかくなのでいただきます!帰り道食べます(笑)

、、、、という顛末があったのを

先述のボランティアの先輩のヒッチハイク投稿を見て思い出した。

なんか帰宅したらすっかりそのこと忘れてた(笑)

それにしても、やってることとか、思うこととか、なんとなく共通するなぁと。

来年のコンセプトとも似てる話で「思ってはいてもやるかやらないか」みたいな一歩踏み出すことって割と難しいと思うのだ。

昔の私なら「これって偽善?自己満?」と一瞬考えてしまうせいでタイミングを逃していたことが今なら何故か条件反射的にできるような、、、。

経験値かな。ポリシーの変化かな。

ピンと来たときに即行動できる腰の軽さは持っていたいな。

そして久々にIさんと飲みたいなと思ったのだった(笑)

文書ながっ。

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