アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

それぞれのカラー

今月のネイルは黄色で金運アップ!!
なんつって(笑)
なんとなーく明るい色にしたくなりました。
そしてPCのホコリを掃いつつの写真です。

10月

さて、
うちの事務所(プロダクション)にはあまり若い子がいないのだが、
唯一、私も応援している後輩がいる。

彼女は歌も歌えるので、
是非スタジオの方にもご紹介しよう!と連れて行った。

「後輩を売ってひと儲けしようかと思いまして・・・(笑)」←まんざら冗談でもなかったりして

さて、アニメソングっぽいのが得意の後輩。
しかし、歌唱力はカラオケで聞いたことがあるくらいで実はよく知らなかったりする。←いいかげん??!

スタジオで初めてサンプルを聞いてみたところ・・・

もちろん、褒めてるのである!!

アニメソングの中でも弾けた曲調だし、歌詞の内容も。
上手に歌うというのではなく、ノリノリで、たまーに音程ハズレそうなところもまた良い。

さすがにちゃんと習った(エイベックスで)だけあるなと思った。

もうひとつ、真面目なバラードもあったのだが、断然アニソンの方が個性あって良い。
これはスタジオの方も同意見だった。

一方、夜はボイスサンプルの録音。
その後輩と、もうひとり仲の良いナレーター友達と3人で行く。
私はラストに回って、まず後輩。続いて友達が始めたのだが・・・

ほぼ同期の友達には私もあれこれ口を出してしまう。
というのも、彼女はとても声の幅が広いのに、ソプラノボイスばかりで喋ってワンパターンなのだ。
もっと低い声を使おうよ!と言うと、

「でも、それじゃあ私のカラーが無くなるもん」

思わず、
ミキサーさんも私も、後輩も、

「なんで??そんなことないよー!」

どうやら、本人は「トーン高く、明るい喋り」が自分の個性だと信じていたらしい。

そんなことない。高い声も美しいが、ドスを効かせる時の彼女の声は、とてもカッコイイのだ。

彼女はしぶしぶ声を低くし、抑揚も抑えてトライ。

「良いよね~こっちの方が!」
皆で顔を見合わせうんうん頷く。

私自身もそうだけれど、個性と言うのは自分で思うのとはちょっと違うらしい。
今さら方向性を変えるのはむずかしいかもしれないが、
せっかくだからネタを増やしてサンプルに入れて、仕事の幅を広げられたら良いんじゃない?という話である。

ということで、後輩と友達の録音に熱が入ってしまい、気付けば22時半。。。
結局、私の録音は別の日になってしまった(笑)

ま、良いや。さんざん二人の駄目出ししておいて、自分も全然だったら恥ずかしいし、
別日にこっそり録音しようっと~(^∀^)

と思ったら

「下間さんの録音の日、立ち会わせてください!」だって(゜∀゜;ノ)

もうひとひねり考えよう。。。

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