アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

かわいい友達

人格を疑われるかもしれないが

実は、子供が苦手だ。

3つ4つの子は可愛いんだけど、小学生ともなると理屈こねて小生意気になるからね~(-_-;)

そういえば、小さいころの私は愛想が良かった。
毎年、夏休みと冬休みの2回、京都の祖父母宅に遊びに行くのだが(昔は鎌倉在住だった)
姉や従妹とは比べ物にならない愛想のよさで
祖母から
「とよちゃんはいつもニコニコして可愛い」
などと褒められていた。

お!自慢話かい?

まあまあ、続きがあるのじゃよ・・・。

姉や従妹とは幾つも歳が離れていたので、私は幼いながらわきまえていたのわけだね。
大人がどうすれば喜ぶかを!!

ぎゃー、最低な子供o(`▽´)o

ところが、である。

神様は私に試練を与えたもうた。

中学卒業と同時に私は母と姉とサヨナラし、
父と二人で京都に引っ越すことになる。そして・・・

思い出すだけでも恐ろしい、祖母と叔母との暮らしが始まったのだった。

長年、優等生ぶっていた私だが、いよいよ化けの皮がはがれるときが来た。
それはあっという間だったと思う。

父はとりあえずほとんど家にいなかった。

私は今まで経験したことのない、掃除、洗濯、家事をすることに・・・(あ、べつにシンデレラみたいにこき使われたわけではない)

自分と父の分の洗濯と掃除と、あとは食事の手伝いと片付けかな?
でも、甘やかされて育っていた私にはかなり厳しい毎日で、他にも「帰りが遅い」とかいちいち口うるさい二人に辟易していた。
そして、笑顔も見せず、口もほとんどきかなくなってしまった。

かつての「とよちゃんはいつもニコニコ・・・」は泡のごとく消え去ったのだった。

たまに鎌倉の母から小包が届く。
私の好みのお洋服や、お菓子、そして・・・手紙。

「おばあさまもおばさまも、貴女のことで本当に困っておいでです。どうか迷惑をかけないように・・・」

これを読んで、私は声を殺して泣いたものだ・・・大好きなシマシマクッキーを食べながら・・・

あ、つい感傷にふけってしまった。
そして話がすっかり逸れてしまった(笑)

とにかく、子供っていうのは結構面倒だと思ってるわけなんだけど、
まー、自分の甥っ子とかは別もんで、
特にうちの小5の甥は、お母ちゃんに日ごろガミガミ言われているので、我が家に来たらはしゃいではしゃいで可愛い。
たまに度が過ぎて私に叱られるけど。

その甥っ子と友達が、6日に行われるバザーで被災者の手作りシュシュ・ブローチ・まけないぞう(タオル)を売ってくれるのだが、
今日、そのグッズを姉宅に持って行った。
ちょうど一緒に手伝ってくれる予定の友達が1人遊びに来ていたので挨拶し、趣旨を説明。
そして準備を手伝ってもらうことにした。

甥っ子の1つ年上、6年生の男の子である。

当日、バザー会場で配るチラシに、販売を担当する子供たちの名前を書き込み、
ディスプレイの飾り付けをし、買ってもらった人に書いてもらうメッセージカードを丁寧にカット。

そんな作業を彼らにやってもらった。

はっきり言って、うちの甥っ子はハサミの使い方も下手で、ギザギザ(>_<)
しかし、ここはぐっと我慢。せっかく子供がやってくれてるんだもんね。

それに比べてお友達は丁寧で、私でさえ面倒でやらなかったサイズの切りそろえまできれいにやってくれる。
わーい、頼もしいぞっ☆

そして、甥っ子はまだやることがあるのに、あっちへフラフラこっちへフラフラ・・・
しまいに姉に

「なんであんただけ遊んでんねん!!やる気無いんかい~!」
と怒られている。
まーいつもの光景だが。

今回手伝ってくれる小学生は甥っ子と、あと4人の友達。女の子が1人まじる。
そのうち、もともと知ってる子が1人いるのだが、彼は多分賢いので大丈夫。
今日の子も6年生だし大丈夫みたい。
女の子は恐らくしっかりしてるだろうし・・・。もう1人はどんな子かな~?

やっぱ一番心配なのは我が甥っ子かも?

さて夕刻になり、そろそろ帰ろうとすると、
その甥っ子の友達が・・・

なんだ!なんだ、この可愛いセリフは?!

嬉しいなあ。この子のお陰で子供が急に可愛く見えてきたよ
甥っ子は甥っ子で、
「えーなんでもう帰るの・・・」的な顔で私を眺めている。

「じゃー6日はお願いね!たのんだよ~バイバイ」

夕焼け

可愛い仲間たちの奮闘や如何に?
ひと波乱ありそう(笑)

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