アルトの世界

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裏声日記

青い手の女の子

仕事帰りに焼き鳥屋へ。

つい10日ほど前に移転リニューアルオープンしたばかりの綺麗な店である。

すっきりした店内。立派なカウンターは一枚板。

良きかな良きかな。

若い大将は焼き場担当。

スタッフの可愛い女の子2人はドリンクや一品料理や鳥刺しの盛り付け担当らしい。

で、その女の子たちが目の前で作業しているわけなのだが、、、

ん?

手が、、、青い。

あ、いや手が青いというか、青いビニール手袋をはめている。

これ。

なるほどー!衛生面には特に気を配っているのねー(^ ^)耐久性もバッチリだし、けっこうけっこう

、、、って!どこがや!

これ、嫌な予感するやつだょ(~_~;)

思わず私は隣に座っている友人の顔を見た。

友人もやはり私の顔を見た。

そして

これって、もしやの、、、まさかの、、、?

「うん、だね、、、」

まじか(°_°)

ヒヤヒヤしながら、私たちは厨房でいそいそと働く青い手の女の子たちを見守った。

戸棚を開けた。食器を用意した。冷蔵庫開けた。タッパー取り出した。

で、タッパーの中の鳥刺しをその青い手で掴んで皿に盛り付けた。

だよねー。そうなるよねー。

ここまではまぁ許す。

しかし悪夢は続いた。

「洗い物はじめたよ、、、」

だよねー。手が荒れるしビニ手は必須だよねー。

って、いやいや違う。そのためのビニール手袋じゃないよね?(笑)

そして、とうとうやっちまったのだ。いちばん恐れていたことを。

「ありがとうございました!」

隣の客の会計が始まった。

現金を受け取って釣銭を渡す女の子。

そう、青い手で!!!!ビニール手袋はめたまんまで!!!!

うっひゃーやってるやってるやっぱやってる!

もう呆れるのを通り越して笑ってしまった。

お金がどれだけばい菌だらけか知ってるかい?

おいおい、なんのためのビニール手袋?

「自分の手が汚れないための手袋なんだよ」

そーゆーことになるね。。。

こんな無意味なビニール手袋、必要ない。

素手でいい。手を洗って、消毒液をまめに利用したら良い。

なんのためのビニール手袋なんですか?そーゆーのやめた方が良いですよ。

と言ってやりたい気持ちだったが、初めて来た店だったし、もう行かなければ良いだけなので我慢した。

でも、とても残念。

というのも、鳥刺しは美味しかったし、焼きも良かった。

大将の雰囲気もとても良かったし、女の子たちも若くて可愛かったから。

面倒でも手袋は作業によって脱ぎ着しなきゃダメだよね。

ちなみに、大将は素手でした。

それで良い。

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