アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

想い出はここから。

今朝はあるおめでたいイベントに参加した

地鎮祭である。

来年春に完成する後輩カップルの家。

設計したのは私の友達の建築家で、数年前に後輩に紹介して以降

「Sさんにいつか自分たちの家を作ってもらいたい」

と言っていて、ようやく実現することになった。

そんなご縁の深さもあり、私としては後輩(嫁のほう)を妹のように思っているので、この大変おめでたい、そして貴重なイベントに参加させてもらった。

人生の大きな買い物をして、ひとまわり立派になったように見える旦那。

神主さんに段取りの説明を受けるも、目がやばいくらい緊張しているから笑える。

さて、地鎮の儀。

まずは設計をしたSさんが草を刈る仕草をする。

「えい!えい!えい!」

この人の口からこんな声が出るか?と驚くほど、力強く掛け声を発した。

ほほー。次は主役の旦那の番。

彼はナレーターだから、どんな声を出すか楽しみだ。

掛け声とともに、土山に3回スキをぶちこみ、ひねって山を崩す。

「えぇい!!!」

これまたなかなか素人では出せない腹からの声。

しかし、、、

肝心のスキをさすタイミングが、、、

「えぇい!!!」

2秒ほどの間があって、、、グサ。

「えぇい!!!」

、、、、、、グサ。

掛け声というものは、普通、さす瞬間に言うのではなかろうか?

それがやけに面白くて、私は一人でにやにやしてしまった。

無事任務を完了した旦那が先に戻った。

ところが、ふと見ると、その隣で後輩の肩がふるえているではないか。

泣いている、、、笑いを堪えて!!!

声を上げて笑わないよう肩をふるわせ、でも涙を流しながら大笑いしているのだ。

一方、Sさんも私の隣で

「ふふっドリル、、、」

と小さく呟いた。

ん???

実は、私を含め3人3様、笑いのツボが違うところにあり

後輩は「掛け声の無理して頑張って出しちゃった感」

Sさん「山を崩さないといけないのに、穴をあけてしまったところ。しかも妙にいい感じに箱が収まってしまったところ」

ほんまや。これが完成形かと思えるくらいハマってる!!

そして、わたし「掛け声のタイミング」

これが笑いのツボだったわけだ。

ところが、その後、かくいう私も緊張してしまい

玉串奉納のときに、二礼二拍手すべきところを一礼二拍手にしてしまった(笑)

玉串の回し方ばかりに気を取られて、何回礼をしたか不明になってしまったのだ(^-^;

失敗した〜〜!

しかし、長女の可愛い仕草のおかげもあり、和やかな雰囲気でめでたく地鎮祭が終了した。

春。桜の咲く頃に完成する新しい家。

彼ら家族の楽しい想い出が、この土地でたくさん綴られる。。。

おめでとう!

そして、こんな大切な行事に参加させていただきありがとうございました。

 

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