アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

聞く耳を持つこと。

小学校などで読み聞かせの活動をする男性に

「指導してほしい」

と、頼まれた。

すでに定年退職したご年配の男性である。

うーん。どうしよう。

本当なら悩むところなのだが
電話での唐突な依頼。
うっかり
「はあ・・・わかりました・・・」

と引き受けてしまった。

日にちが迫っているとのことで、なんとかやり繰りして今日、指導?らしきことを。

まずは聞かせてもらう。

悪くないと思う。

そう。素人さんだもの。これで良いのだ。
味とかちゃんとあるし、それになんとな~く優しそうだし、でも・・・。

でも、ご本人としてはこれからも活動するので、少し進歩したいという。

難しい!!どこに目標をもってくる?

はあ、じゃあ・・・まあ,せっかくなので

ということで、とりあえず

「子供たちの顔もたまに見ながら読むと良いとおもいますよ!」

あと~

「早口になるところが聞き取れないかな」

あと~

「ページをめくる時はあわてずに」

あと~

「一緒にわくわく感を楽しみながら」

あと~

もうええって?!(笑)

ずいぶん年上の人生の大先輩はすごく神妙な顔つきで聞いている。

「じゃ、ここからもう一度」

試しにやってもらて・・・

「そうそう、そんな感じで!」

励ましながら(笑)

うっかり引き受けてしまった自分に、少し反省していたのだけれど
喜んで帰って行った姿を見てたらまあ、良かったのかな、って。

いくつになっても他人の意見にちゃんと耳を傾けられる人でいたい。

今夜は3月11日の震災イベントの企画を検討するちょっと面白い会だった。
私が代表して提案したとあるネタについても、知らない人たちからご意見をいただいた。

ご意見

うんうん、もっともなご意見。
なるほど~
それ素敵!
わあ、うれしいなあ。
はい!ちゃんと整理します。

取捨選択は必要だけれど、ちゃんとブレない企画になるように。

聞く耳持とう。

ありがとうございます。

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