アルトの世界

ナレーションと語り*

MENU

裏声日記

真実はひとつ

癌は今や5人に1人がかかる時代らしい。

ただ、私は早期発見早期治療などというのは信じていないので、体調がよほど悪くならない限り健康診断など行かない。

ドロドロ血とコレステロールに関しては癌以外の成人病を引き起こすので気になるが、癌検診は日本だけがやっている(人間ドックも海外にはないが)特別な病院ビジネスだから興味ない。

なのに、世の中の多くの人がそれに振り回されてかえって寿命を縮めてる。

うちの叔母はピンピンしてたけど、10月半ばに無料の健康診断があるから、と誘われて病院へ行き、癌の疑いがあるからと精密検査され、脳ドックまでやったら

あちこに癌があり、脳腫瘍もいっぱいあるから急いで治療をしましょう

と言われた。

言われるがまま、セカンドオピニオンの時間さえなく、とりあえず脳腫瘍を放射線で。

健康な海馬に悪影響を与えますが仕方ないから。と。

しかも、それが終わり次第抗がん剤治療しましょうと。

84歳。

検診行くまで遊びまくって頭キレキレだったのに。んなアホな!

放射線治療の直前にその話を聞き、必死に姉と共に叔母と従姉妹を説得。

しかし、脳の放射線はもう諦めて受けることになり、、、11月半ばには始まった。

とうぜん副作用。

吐き気がしてフラフラしつつ、一旦退院。

でもすぐさま抗がん剤治療を開始すべき!という医者。

しかし、さすがにそんなフラフラになってしまった現状でこれ以上辛い治療は無理だと自覚した叔母と従姉妹。

抗がん剤治療は断ることにした。

そしたら

医者が言った言葉が呆れる。

「抗がん剤治療しなかったら余命1ヶ月半くらいですね。食欲戻らなかったら1ヶ月余りでしょう」

は?なにゆーてんの?!

あんたらの無茶な放射線のせいで食欲無いねん!

で、抗がん剤治療したらベッドで寝たきりでも半年は生きられるってか?

もう、その話を従姉妹から聞いて腹立つやら呆れるやら。

でも、そのアホな医者のおかげで

「絶対やりません!」

と、逆に強い信念を持って断れたらしい。

「医療ってなんやろね、、、」

従姉妹が呟いた。

ビジネスだよ。

私のかかりつけの先生は言う。

「この人でダメなら仕方ない、と思える先生ならば命を預ければ良い。ただ、そう思えない医者の言う通りにするのは後悔する。アプローチの仕方は何通りかあっても、真実はひとつだけです。それがわかってない医者に命を預けてはいけない」

さすがにそんな酷い余命宣告をされて落ち込んでいた叔母だけれど

今日、メールしたら前向きな返信をくれた。

あのとき、放射線なんてやらなければ、健康診断なんて行かなければ、知らぬが仏で元気に毎日を過ごしていたはず。

でも、言い換えれば、このことがあったおかげで、今の叔母は毎日を大切に楽しく生きようと思っている。

神様は普通は寿命を教えてくれない。

でも、癌だけは違う。

と言うことは、寿命を知って、残りの日々を充実して過ごすためには癌検診は必要?(笑)

現実を知ると恐怖が襲ってくるから知りたくないってのもあるけどね。

久しぶりにスーパー銭湯に行った。

家から少し遠いけど、お湯が良いところ。

小さい子からお年寄りまで。あと中国人もいたな。

温泉は良いね。

雪見風呂したいな(笑)

 

こちらの記事もぜひ

公開セッション

情報の選別について

すごく正直

コメントを書く