アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

全身全霊にて

犬と猫の譲渡会に行った。

先日のペットとわたしで集まった寄付を渡しに行くためである。

仲間と3人で会場へ。

「強い気持ちで行かないと、連れて帰りたくなるから気をつけたほうがええで(笑)」

譲渡会で今のワンコと出会った先輩が言う。

あはははは

しかし!笑っていられるのはそこまでであった。

紳士服店のビルの三階が会場である。

入ってすぐ左手から奥にかけてが猫たちのコーナー。

右サイドは犬コーナー。

ひときわ賑わっているエリアが、今回寄付することになった兵庫GREEN LEAFさんのところ。

トイプーなどがわんさかいて、どの犬もブリーダーの飼育放棄やペットショップの売れ残りレスキューだと思うと悲しみでいっぱいになる。

ひとまず代表の青葉さんに寄付金を手渡した。

50,000円也。

あと50000円を保護猫施設に振り込んで、今回のミッションは完了する。

さて、せっかく来たので家族を探しているワンコやニャンコを見てまわる。

可愛い。でも、ずっとブリーダーのところで小さなケージに閉じ込められていたのだろう。

まだ人馴れしていない様子。

でも、こんなに可愛い子だもの。きっと素敵な家族が見つかるよね。

ワンコは我が家では飼えないので募金で支援させてもらった。

ニャンコのコーナーに行くと

「よかったら撫でてあげてください」

と言われた。

飼えないのに撫でるなんて、、、と思いつつ

早く家族が見つかると良いね。頑張ってね。

そんな気持ちを指先に込めてなでなでした。

顔も可愛いし毛並みも良いし大人しいし

今すぐにでも連れて帰りたい。そんな衝動に駆られる。

でも、今いる2匹との相性もあるし、引き取ればそれでいい!というわけではないのだ。

誰か引き取ってくれないかしら、、、

知り合いにメールしてみたり。

ほかにも兄弟ワンコを撫でながら、頑張れよ、頑張れよ、と心から祈る。

飼えないならばできることはやっぱり、、、

募金(T . T)

1時間ほど過ごして、帰る頃には

ぐったりしていた。

「シモツマさん!どうしたんですか!なんか身体が斜めになってます!」

ああ、、、そう?そうね、、、ちょっとエネルギーが消耗して、、、

「はははは。わかるよ、ツラいよなぁ」

連れて帰ってあげられないことのツラさもあるが、なんちゅーか、全身全霊をかけてなでなでしたら、エネルギーをすべて使い尽くしたようなのだ。

どこかでこの感覚、前にも感じたことが、、、

あ!思い出した!

震災の直後、大槌町でボラ活動し、帰ったあとの脱力感に似ている。

私は非力だ。なんの役にも立たない。

そんな風に思って、大阪でなにかやろう!もう一度行こう!

と、思って継続活動が始まったのだった。

今日はなにも出来ないぶん、誰かと出会えるように!!!と

即Facebookで可愛く撮影できたワンコ達をアップ。

そしたら1人だけだけれど「今から行ってみます」と足を運んでくれた人が。

里親成立には至らずとも、地道にご縁を繋げられたら、、、と思う。

非力なりに出来ること、あるよね。

春になるとまた野良猫たちが子供を産む。

自然繁殖はまだしも、ブリーダーやペットショップのシステムはどうにかならないものだろうか。

あかんあかん。のめりこんだら。

私は私の立場と距離感で、長く支援できる道を進まねば(~_~;)

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リスタな2月1日

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