世界のむこう
なにもかも忘れられる。
そんな場所がある。
日本も世界も関係ないような。そんな場所。
琵琶湖の東。
いつだったか、亡くなった母が友達と訪れて
「すごく良かったわよ」
と、教えてくれたっけ。
若い人には今ひとつわからない、この雰囲気。
それがわかる年齢になったんだなと改めて思う。
小さな小舟に乗って、静かな琵琶湖を進んでいく。
見えるのはひたすら湖面とヨシ。
ヨシの間をぬけて、桜の下を通って
聞こえてくるのは雲雀の声。ウグイス。よしきり。
こんな穏かな時間を過ごせるなんて。母もこの時間を持ったのだなぁ。
最近、よく母を想う。
このあと、世界のむこうから、現実に引き戻された(笑)
さすが滋賀県の名所。
大渋滞の洗礼を受けながら、美しい桜を愛でた。
今夜は特別なホテルで過ごします。
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