献杯
父親の命日が近いので、お寺さんにお参りしてもらった。
もう13年。
夏の太陽がギラギラ照りつける日に、父の葬儀があった。
お寺の前で、兄や姉と並び、兄がお礼の挨拶をした。
悲しみより、暑かったことばかりが思い出される(笑)
さて、せっかくなので、今日は車では行かず、法事のあと、父が生前好んだ中華屋で食べることにした。
70年くらい歴史のある中華屋で、今のオヤジになって40数年らしい。
まだ木屋町に住んでいた頃、よく連れてこられたし、テイクアウトで食べた記憶がある。
しかし、なんとなくぼんやりとした記憶で、なにが一番美味しかったのかも思い出せない。
ま、いいか。
瓶ビールを頼んでまずは父に献杯。
父のビールの飲み方にはこだわりがあった。
グラスに注ぐ量は、一気に飲み干せる程度。
注ぎ足しはしない。
そのスタイルを真似てみようかと思ったこともあるが、、、
ま、いいか。
たぶん父が好きだったであろう、、、知らんけど、、、メニューをオーダーした。
からしそば、餃子、春巻き、エビ天も。
ほんとは焼売が好きだったはずと思ったが、あいにくメニューから消えていた。
なんでだ?!
食べ終わると、新京極や寺町、錦市場を歩いてみた。
コロナに負けず、なかなかの人出だった。
錦では母のことも思い出して、昔、よく買ってもらった鰻の肝焼きを購入した。
祇園祭も中止になり、なんだかピリッとしない夏の京都。
お寺さんにいただいた八幡山の粽で、少しは京都の歴史を感じられそう。
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