アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

卒業

今日でキャストの塚本アナウンサーが番組を卒業。

番組を降りるときによく使われる「卒業」という表現。

正直、うまいこと言ってるだけで「お払い箱」のときもあるのであまり好きではない。

でも、今日の卒業は

ほんとの「卒業」だった。

新人の時に抜擢されて以来駆け抜けた10年。

実力をどんどん身につけて、牽引してきた塚本アナ。

卒業おめでとうございます。

卒業の裏側写真は何枚もあるけれど、こういうblogやSNSにアップして良いのかわからないので、公式Twitterの画面から拝借。

大きな目。表情豊かで、回転が早く、さすが芸人さんと結婚するだけのことはある。

さて、今日は私も番組最後まで残って、塚本アナウンサーに花束を渡すセレモニーに立ち合った。

ご当人からの挨拶、素晴らしかった。

10年前、番組に携わらことになったときに自分に課した約束の話。

「自分の次にやる人が嫌だなぁと思うような仕事をすること」

要するに、今回、塚本アナの後任は津田アナウンサーなのだが

「え!?塚本さんの後任ですか!やりづらいですよ!ハードル高いもん!」

と、言ったかどうかはわからないが、きっとそうだと思う。

だから、塚本アナの目標は達成されたわけである。

「意地悪かもしれないけど、それくらいの気概で取り組んできた10年でした」

そう塚本アナは言った。

素晴らしい。

その上で「津田はみんなが思う以上にプレッシャー感じていると思うので、優しくしてあげてほしい」と、後輩を思いやった。

私は放送局の舞台裏を知らないが、こんな風に厳しくもあたたかい関係性があるABCのアナウンサーたちに感動すら覚えた。

そして、局アナの世界は10年選手はベテランなんだなぁ。時のスピードが早い世界だなぁ。と思った。

ナレーターの世界で、10年なんてまだ新人レベルだから。

それくらい厳しくて、経験を積める世界なのだと思う。

だって、ねぇ。ナレーターで30歳過ぎてまだバイトしながら仕事たまーに、なんてアルアルだもん。経験積もうにも積めないさぁ(笑)

局アナすごいわ。

さて、私たちナレーターメンバーからも塚本アナウンサーに送別のプレゼントを送った。

澤田さんと同じく、とてもとても喜んでくださった。

人気アナウンサーはプレゼントももらい慣れているだろうが、ああやって喜んでもらえるのは嬉しいものだ。

しかもさすがのリアクション(笑)言葉選びも上手い(笑)

短い間だったが、ご一緒できてよかった。

お世話になりました。ありがとうございました。

卒業にふさわしい、爽やかな秋空だった。

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