アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

戦うオンナ

大阪に帰って、1時間もしないで即小屋入りだった。

今日は「耳で聴くクトゥルー4」の本番である。

あまりにも時間がなくて、とりあえず化粧し、衣装は上が白と決めていたので何着かブラウスを鏡の前で当ててみる。

うーん。これかな?

そのうちの一枚をハンガーに掛けると、家人に車で送ってもらった。

マイクチェックなど準備完了!

あとは出番を待つのみ。

トークイベントの後に私たちの出番だ。

出番が近づいてきた頃

持ってきたブラウスに着替えた。

白の薄手のブラウスなので、インナーにベージュのキャミを持参している。

このブラウスを着るのは、たしか2回目。

長らく着ていなかった。

着てみると、、、

わっ!思いの外胸元が開いている。キャミが丸見え!

これはあかん。ダサい。こんなことならカラーのキャミを持ってきたらよかった(^_^;)

仕方ないからキャミは脱いで、、、まぁ透けないでしょ。

あっ!ブラジャー見えちゃう!

まずい。どうしよう。

たけふささーーーん。実はさぁ、今これ着てみたら、、、

「おいおい、家で試しに着てないんかい!」

うん、これでいっか、って持ってきちゃって。

「普通、女子はあれこれ着て考えるやん。そーゆーとこがオッサンやねんな」

でさぁ、今日着てきたこの白のノースリーブで出ていい?でもさ、竹房さんは黒のジャケット着るんでしょ?竹房さんジャケットで私コレだとなんだから、竹房さんもTシャツでやろうよ〜

「えー?まぁ、ええけど」

やった!カジュアルな雰囲気で。どうです?

「まったく。先輩にジャケット脱げ〜って」

あははははは

という和気藹々(笑)な楽屋。

そしていざ本番が始まった。

私の演じるシオンは科学者。竹房さんはルポライター。

なぞの実験披露の現場に入り、アクシデントに巻き込まれるという話。

原作者の浅尾さんいわく

「シオンは下間さん当て書きしたんよ。」

とのこと。光栄です。

一方、2人で朗読するので、違う登場人物も担当せねばならない。

私のもうひとつの役は実験助手のチャンだった。

2人で相談し、ルポライターとシオンはシリアスに。

実験の博士と助手は漫画的にあえて二次元な口調にしあげた。

チャンの台詞はこんな顔で(笑)

あとは、距離感の工夫をしたり、マイクを活用して囁いたり。

最後の戦うシーンは全力で声出しまくりで

「くたばれ!」

まで出し切った。

蟹のような化け物が出てくるとか、かなり滑稽なんだけど、とにかく臨場感を持たせられるように。

何度か噛んだことをお詫びします。

ところで、浅尾さんの原作をそのまま朗読すると、なにがなんだか登場人物が多いし聴く人には不親切。

そのため、今回も演出として仲良しのディレクター山崎さんに協力してもらった。

山崎さんがいなかったら、耳だけで伝えるのは難しかったし、35分には収まらなかった。

本当にありがとうございました。

無事に終えられてひと安心でした。

左から竹房さん。原作者の浅尾さん。演出山崎さん。

さて、コロナ禍なので打ち上げもなく、まっすぐ帰宅。

あら?これなあに?

私宛に荷物が届いていた。

わーー!陽子さんだ!

金曜日まで朗読させていただいた中曽根陽子さんから、お礼のカードと白ワインが届いていた♡

酒飲みの私のために選んでくれたことが嬉しくて、メッセージの中身も有り難くて。

好きでやってる耳ビジだけど、こんな風にご配慮いただけて幸せだ。

さらに、今夜のクトゥルーに来てくれた、うっかりBARの常連さん。

長らく会ってなかったのに誕生日プレゼントをくださった。

わざわざ来てくれて、しかもプレゼントまで。

本当に嬉しいなぁ。

直接誘ってはいなかったのに来てくれた釣りの師匠も。後輩たちも。

ご縁ある皆様に応援していただけて感謝感激の今夜です。

 

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