アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

耳ダンボ!

フランス料理っていうと、
最近は扇町のビストロが多いのだけど、
かつて、何度か足を運んだ店でお気に入りのところがあった。

ハービスのブルディガラである。

ちょ~っと高い。

でも、ワインもパンも美味しいので、ちょっと飲むにもピッタリだった。

最近は梅田でゆっくりすることも少なかったので
ご無沙汰だったのだが
今夜は特別ディナーday!ってことで
ちょいと贅沢することに。

近頃、誰も結婚してくれないし、フレンチをゆっくり味わう機会も無かった。

美味しいなあ~
やっぱいいわ、ブルディガラ。

ブルディガラ1

ブルディガラ2

ところが、である。

話もそこそこ弾みながらメインディッシュに入ろうかという頃合に・・・

来たのである。

D~クさんが。
女子連れて。

あのままの出てたちなのですぐわかったのだが、 どうやら常連らしい。

そして、テーブルに女の子と向かい合わせではなく、となりに座った。・・・なんでやねん!さすがだねえ( ̄▽ ̄;)

ここからは、もうD~クさんの声が聞こえてくる度に半笑い。

大きな声で、彼女と別れたとか、
連れてる子にアピールしたりとか、

お金持ちは違うね。
勧められたワインに対して・・・

「  」

なんだか興ざめしてしまった。

正直、他の周りのテーブルの人は、何を話してるか、なんて全然聞こえなかった。

興味を持たなかったわけではなく
声の大きさの問題だと思う。

彼は向かいに座るべき人がとなりにいて、
大きな声をますます出さなくて構わない状況なのに

50人以上の聴衆に向かって話をしているようだった。

これは職業病かしら(^_^;)

会話が丸聞こえ過ぎて、いちいち反応してしまう自分がいて情けなかった。

D~クさん、

60歳近くしてなお元気。

けっこうけっこう(・∀・)

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