アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

巻き巻かず

今日もラジオCM20秒。

コロナや色々理由があって、2年ぶりにリニューアルすることになった某協会のCM。

私は締めナレーションである。

8秒はほしい最後のナレーション。なのだが・・・

「めっちゃカッコいいです!で、もう少し巻いてもらえますか?」

おいおいおい、今のもたいがい巻いてたよ。

とは思うが、ま、いいか。

「はーい」

つべこべ言わずに読み直す。

すると

ブース(収録するスペース)の外から「わぁ!」という声が聴こえた。

ん?

「すごいです!1秒巻きました!でも巻いてるように聴こえない!」

いや、巻いてるだろ(笑)

と、思いながら指示を待つと

「さっきのスピードで、もう少し落ち着きめで」

「はーい、やってみまーす」

本来、落ち着きめにすると、スピードが落ちるのだが、ま、いいか。

するとまた外から「うわー」という歓声が聴こえた。

やれるかやれないかで言えば五分五分だが、とりあえず「やってみる」という発言に感心しているらしい(笑)

仕事場で演出されるときは、なんでも「やってみまーす」と言う。

その場の無茶振りは基本引き受けると決めている。ダメなら考えればいい。

結果的に

「今回も素晴らしかったです!」

みんなで喜んでくださった。

締めナレーション職人としては嬉しい瞬間であった。

今朝、耳ビジでお題を出した

「耳ビジ100文字チャレンジ」でも、同じようなことがあった。

このチャレンジは

耳ビジの魅力を100文字で発信してもらう、というものだ。

 

たった100文字に想いを込めて発信するというのは結構難しいと思うのだが

「はーい、やってみます」

というノリで、さっそく数人が頭をひねって発信してくれた。

これこれ。こういうフットワーク。

しかもクオリティが高い!

耳ビジを楽しんでくださるリスナーさんのノリの良さに、今度は私が

「おぉーすごーい!」感動する番だった。

Twitterで『#耳ビジ100文字チャレンジ』と検索してみて。

みんなステキな100文字をプレゼントしてくれてるよ。

 

 

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