アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

ふるさとに帰る人、ふるさとを変える人

今年も3月11日がやってきた。

あれから12年。

私にとってはあっという間だけど。

被災した人はどんな感覚なのだろう?

今年の「3.11 from KANSAI 2023」はコロナ前と同じようにリアル登壇でゲストが来てくれた。

テーマはこれ。

震災後、人がどう動いたか?

ここに焦点を当てての企画にした。

故郷に戻った人。

支援活動の延長線で、そのまま移住した人。

逆に、故郷を離れて、都会に移住した人もいる。

6人のゲストはそれぞれの立場で、自分の使命はなにか?

これからどうしていきたいか?

しっかりと見つめて生きていた。

興味深かったのは、ゲストのほぼ全員が、いくつもの仕事を持って動いていることだ。

被災三県は、いわゆる過疎が進んでいる地域。

しかし、いま、オンライン化の時代にあって、自由に仕事をしている。

また、ライバルが少ないからこそ、仕事になる。

田舎ならNo. 1になれるのだ。

だから、ふるさとに戻ったり、ふるさとを変えて移住したりしても、やっていける。

未来を作っていける。

希望もあるし使命もある。

なんて明るく、心強いことだろう!

そして、逆に福島から避難して、ふるさとを変えることになったゲストは

いま、京都で新しいコミュニティ作りの発起人となっていた。

故郷を離れる選択をしたことに、今でも辛さや迷いが残っている。今でも自分の心に蓋をしている。

今日も、話し始めた途端に涙が溢れてしまった。

しかし、それでも食いしばって、これからの自分の役割や子供たちに伝えたいことを話してくれた。

かっこよかった。

毎年毎年、どんな企画にするか、実行委員会みんなで頭を悩ますが

いつも本当に素晴らしい閃きで、メンバーが想いをひとつにして開催している。

みんなボランティア(笑)

2012年から11回。ずーっと続けてる仲間たち。

今年も無事終わりました。

私たちなりの3.11への想いが、このイベントとなっています。

ご参加いただきありがとうございました。

イベントのあと、懇親会。

さらに、私が呼び寄せた釜石に移住したプラ活仲間で元毎日新聞記者のさや香ちゃんと

もう一軒。

さすがライターだけあって、話の展開やポイントが深かったな。

彼女も、ただただ、どこから湧いてくるのかわからない使命があって

移住して7年経ったそうです。

そして、震災にかかわらず、昔のこの場所、地域のことを知っている世代に話を聞くのが楽しくて仕方ないんだって。

手塚さや香さんのnoteはこちら

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