アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

あんた誰?

私がアルトボイスを売りにし始めてかれこれ何年経つだろうか。

色んな声を出す、表現をするのも好きだったが
アルトボイスに特化することによって価値が上がる、という考え方もあり
なんとなくその方向に進んでいる。

でも、たまに、私に対して「違う面」を切り拓いて来る監督さんもいて…焦る(笑)

今日もその典型。

基本形でまずは読んでみる。

「もっと優しい感じで」

「試しにウィスパーでやってみたら?」

「もう少し声を高くしてみたら?」

ん??構わないんですけど、キャラボイスになっちゃうかもしれないですよ(^_^;)

「良いですよ?(笑)」

私は思う。

目を閉じてくれ。私が読んでいるのでは無い。
違う人が読んでいる…。

OKが出てアナブースから戻ると

「へへへ。今日は下間さんの違う面を見せて貰おうと思っててん(笑)」

むむむ。Sキャラだなぁ(^_^;)

完パケしていると、そこにスタジオの社長がやってきた。
雑談しながら…ふと、聞こえてくるナレーションを聞いて喋るのを止めた。

「ん?これ誰?え?下間さん???」

違います(^_^;)

「え!全然声ちゃうやん!」

良かった。
ここに私が居なければ、たぶん私の声とは気付かれないだろう(笑)

なにしろ
下間が喋ってる!とわかった瞬間「気持ち悪っ!」て言われそうだから(^_^;)

しかし、さすが監督。
遊びの達人やなぁ。遊ばれた(笑)

さて
仕事のあとは、その監督の久しぶりのお酒の解禁に同行。

というのも、10日ほど前に救急車で運ばれ
以来、大好きだったお酒が「欲しく無い」状態になっていたそうで
リハビリがてら行くことになったのだ。

スタジオのみんなからは「まだ早いんじゃないですか??」と止められていたが

「このままずっと酒を飲みたくなくなるのか…と思うと不安やねん…T_T」

その気持ち、わかる。

ちょうど私の行ってみたかった店が
監督さんのよく知っている店だったので連れて行ってもらった。

「腹ペコデラックス食堂」という。

はらぺこ

噂に違わず上品な和食だった。
店主が変わり者だが、美味しいもんは美味しい。

ガシラと浅利の酒パッツァは絶品。
最後、お汁でバゲットか雑炊かパスタが食べたかったが、無かった(笑)

で、肝心の監督の久しぶりのお酒のお味は…

冷たい日本酒をひとくち飲んだ瞬間

「美味い!やっぱり美味いわ!」

良かったね(笑)

でも、久しぶりの飲酒。
たった2杯をゆっくりゆっくり味わっておいででした。

まさにリハビリ。
そのうち元に戻るでしょう^_^

ご馳走様でした。

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