アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

胸はとっておきの武器!?

先日、LINE公式でアンケートを取った。

「自分の声が好きか嫌いか」

嫌いと答えた人が6割以上だった。

いったいどんな声なら好きになれるのだろうか。

実のところ「聴き慣れ」が大切で、骨伝導で聴いてる声と、耳で周りの人に聴こえてる声との差を理解しさえすれば

さほど自分の声は嫌な声でもないと気づくと思うんだけど?

ただ、時折り「残念な声だなぁ」と思う人がいるにはいる。

もちろん好みの問題もあるが、わたしが「残念」と思う人は、だいたい籠っていて通らない声。

女性の場合は下駄みたいな声の人だ。

って、どんな声やねん!

概ね、声を出すときの通り道が整備されていないのが原因なので

無駄な筋肉の使い方さえしなければシュツとした声になると思う。

最近、マンツーマンレッスンの依頼が多い。

基本的に5回のレッスンで終わりにしているので、また新しい生徒さんを受け入れられるが

毎回いろんな悩みや事情を持って訪ねてくる生徒さんばかりなので勉強になる。

そんな中、今日は朗読のグループレッスンがあった。

みんな綺麗には読めるけどのぺっとしている。

立体感が無いのだ。

抑揚、テンポ、強弱、間合いなど色々なテクニックをフル活用して朗読を3D化していく。

もうひとつ。

声の出し方も立体感を出すのに有効。

基本的にお腹から出す声が理想だが、時に胸に響かせる声の出し方や、裏声なども表現の引き出しのひとつになる。

ただ、どれもこれも胸を使って出すと、ぼわーーんとした印象になる。

今日のレッスンでは、そういう「胸響かせ系」が多かった。

身体の前側、胸だけでは武器としては弱い。

やっぱりお腹も背中も胸も頭もぜーーんぶ必要なのだ。

これらいろんな引き出しを出し入れしていくうちに、朗読が立体的になってくる。

上手になると、ついつい胸に頼っちゃう。

だめだーめ!胸はとっておきの武器。

ここぞの場面でだけ使わなきゃ。

みんな熱心に聞いてくれて、少しは理解してくれたかな。

理解できてもやれるかどうかは別。

これはよーくわかる。

ヤマタクさんの耳ビジを思い出す。

この溝を埋めるには、録音して聴き直すしかない。

みんなの成長を願ってます。

今日の大阪は爽やかな秋の空気に包まれて

自分も一緒に成長させてもらってると実感しながら川縁を歩いた。

夜、純子さんのroomを盛り上げにいき

ホリベちゃんのお絵描き講座に参加した。

我ながらアーティスティックなイラストが描けた(笑)

さらに、アドバイスもらってのアフター

これです。

うふふ。けっこう可愛いじゃない?

roomの直後

ある人からメッセージをいただいたのだが

「やっぱり僕はトヨコさんが大好きです」

と書いてあった。

別に愛の告白ではないのだが

なんというか、私の真意みたいなのをすごく理解してくれているからこその言葉のような気がして

こういうポジティブフィードバックをいただけることに感動した。

いや、そういう気持ちをダイレクトに伝えてくれるその人に感動したのかも。

良い出会いしかない私は、やっぱりツイてます。




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