アルトの世界

ナレーションと語り*

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裏声日記

世代交代

春。

初めてご一緒した某局系のプロデューサーさん。

震災関連のドキュメンタリーを何本も手がけていたそうで、共通の知り合いも多かった。

とは言うものの、やらせていただいた作品は、国立博物館の展示映像だったのだが。

8月。

延期になっていた3.11イベントにお招きしたゲストが、テレビの密着取材を受けていた。そこに、そのプロデューサーの姿があった。

あ!その節はお世話になりました!

先方は「ハイどーも」

くらいの反応で、なんだか嫌われてるのかしら?(⌒-⌒; )つれない感じ。

と、思ったら、、、

先日、突然お電話をいただき、お仕事の依頼が。

そして今日。

メールのやり取りを経て、すっかり気さくな雰囲気に変わっていたのだから不思議である。

そして改めて、ご指名いただけたこと、とても嬉しかった。

さて、前置きはこれくらいにして、、、

今日のスタジオは初めてのところだった。

7年前からやっているそうなのだが!なんともお洒落な雰囲気で、エンジニアの方々も若い。

そして、ディレクターもはじめましての方。

これまたお洒落な?個性的な?若い男性で、驚いた。

今回も展示映像とテレビ用のミニ番組なのだが、とてもカッコイイ作りになっていた。

展示映像と言えば、私は30代から、その某局系の制作会社にたいそう気に入っていただき、何本もナレーションさせてもらった。

たいてい同じディレクターさんで、同じスタジオで収録した。

たくさんの刺激と発見、勉強の場をいただいた。

しかし、ここ数年はディレクターさんの1人とは関係性がイマイチで(笑)プロデューサーも引退したりして、連絡はほとんどない。

実は、今日はその関係性の悪くなったディレクター絡みで知り合い、一緒に飲んでつぶれた(笑)懐かしい女性スタッフが同席していた。

ここ数年で、その制作会社の名前は二度変わった。

変われど、確かにまだ変わらない部分もあるのに、こうしてあの時の女性スタッフがいるのに

やっぱり変わったのだ。

プロデューサーが。ディレクターが。エンジニアが。

こうやって世代交代していく。

私も当然、世代交代の対象になることもあるわけで、知らない間にお払い箱(^◇^;)のこともあるだろう。

でも、ありがたいことに、今日は新しいスタッフとともに新しい雰囲気の作品に参加させていただくことが出来た。

「下間さんはいろんな声出せるんだよね?今日はアニメ系で(笑)」

春に初めてお会いしたときに担当していたディレクターさんが「下間さんはこんな人」と話していたのだと思う。

もちろんアニメ系は冗談なのだが、ナレーションのイメージをどうするか?について、まずはディレクターと3人で考えた。

てっきりカッコイイ映像と音楽だったので、力強い低音をお求めなのかと思ったら

「少し柔らかめ」

に決まった。

自分の中では、山根さん風かなー?なんて思いながら設定し、収録した。

毎度毎度思うが、私も進化したり、変化せねば置いてきぼりになる。

変わらない、揺るがない信念は大切だけれど。

今日は偶然にも、そのプロデューサーと初めてご一緒したときの代理店の方からもご依頼いただき、初めての会社へ。

風が吹いているならば、飛ばされよう。

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